高速道路のトンネルの中までWiMAXの電波は届くの?届かないの?長野道、上信越道、北陸道で実際に確認しましたので報告します。

Wi-Fi導入

北陸方面に運行した際にWiMAXの電波の受信状況について、モバイルルーターを目視する方法ではありますが、確認しましたので報告します。

 

 

ラックドライバーの皆さんこんにちは!そしてお疲れ様です。車内にWi-Fi環境を導入し快適化した上での運行、楽しんでらっしゃいますでしょうか?

 

 僕は現在、カシモWiMAXさんと長期3年契約を結んで快適に運用させていただいてはいるものの、高速道路においてライブ配信動画の再生が途切れがちになることに気が付き、以降モバイルルーターの電波の掴み具合が気になって仕方ない状況に陥っています。

 

 近頃は、Galaxy 5G Mobileを車のメーターのところに置き、ルーターの画面を常時点灯させて、

Galaxy 5G Mobileの設置状況

(勿論、安全運転に支障を来さない範囲でですよ)、ルーターの電波の掴み具合を監視する

電波警察のイメージ図

電波警察イメージ図

電波警察

として活動を活発化させています。

 

 

本日は、6月7日、新潟方面へ運行する機会がありましたので、

長野道 上信越道 北陸道

に設けられているトンネル内の電波状況を確認致しましたので報告します。

 

検証年月日

2022年6月7日 午前9時~午後12時

天候

曇り 但し、妙高高原付近は雨

※ WiMAXの電波は結構、雨の影響を受けますよね。激しい降雨の時は目に見えて通信速度が遅くなります。

検証方法

 Xperia Z4 TabletにてアマゾンPrime musicを再生させつつ、メーター部分に置いた運用中のGalaxy 5G Mobileの表示を確認しました。

 Galaxy 5G Mobileは電源供給した状態で、通信モードは「スタンダードモード」。電力モードは「最適化」で運用しましたので、

できる限り5G電波を掴む

という状態です。なので、今回プラチナバンドの力は借りません。

 

検証ルート

検証スタート地点

塩尻JCT~

長野道(下り)

                       ※ 岡谷方面が上り 長野市方面が下り

~更埴JCT~

上信越道(下り)

                       ※ 群馬方面が上り 上越方面が下り

~上越JCT~

北陸道(下り) 

                        ※ 福井方面が上り 新潟方面が下り

~長岡JCT(ゴール地点)

検証ルート

長野道 ~ 上信越道 ~ 北陸道

画像引用先:中日本ハイウェイ交通情報ホームページ

検証結果

下記の表のとおりです。

トンネル内の電波の受信状況の一覧表

〇 電波強度も落ちることなく通信可能な場合

△ 中程で電波強度は落ちるも、「圏外」とならなかった場合

× トンネル内で一瞬でも「圏外」表示となった場合

検証を終えての感想

 長野道、上信越道は山間部、上越JCTからの北陸道は海沿いとなりますが、一部(上信越道の黒姫野尻湖PA付近)で圏外となることはありましたが、トンネル外ではおおむね電波を掴んでいました

 

しかし、今回のテーマであるトンネル内の状況は、良好とは言えず、トンネル内専用のアンテナが敷設されていたのは、

上信越道熊坂トンネル

という結果でした。

※ これも専用アンテナが敷設されているかどうか怪しいです。しかしこの熊坂トンネル全長800メートルですが、トンネル内でも電波強度は殆ど落ちませんでした。

 トンネル内専用のアンテナが未設置であったとしても、トンネル付近の電波状況によりますが、同所の電波環境が良好ならば、トンネルの前後約250メートルは電波が回折して入り込んできますので、概ね

500メートル未満のトンネル

ならば圏外となることは(かろうじて)ない。という状況でした。

 

本日のまとめ

 残念ながら長野道、上信越道、北陸道の各トンネル内にWiMAX+5Gのスタンダードモードで掴むことができる様に個別に専用のアンテナが敷設されている状況はほとんどありませんでしたが、

全長500メートル未満のトンネル

ならば前後から電波が回折して入り込み、かろうじて(電波強度は弱まりますが)電波は掴み続けます。

しかし1キロ以上のトンネルになると、電波の回折も及ばず、中程に差し掛かると「圏外」表示となってしまいますが、先にお話したとおり、トンネルの前後から電波が回折して入り込み、「圏外」に陥る区間(長さ)は実際のトンネルの長さよりも短くなる上に、

再生に用いるタブレットのバッファリング(データ事前読み込み)機能

により、Primeミュージックの再生が止まることは殆どありませんでした。

※ 但し黒姫野尻湖PA付近は薬師岳トンネル内の圏外と相まって再生はストップしました。

※ 車両の走行速度も影響すると思います。渋滞のノロノロ状態ならば、「圏外」区間に滞在る時間も増し、当然ブッファリング機能でもカバー出来ない事態が発生すると思います。

 

 僕自身も、新東名高速をLive配信動画をタレ流して運行した際、再生が止まりがちなことに気がつき、こうして実際の電波の掴み具合が気になり始めてしまった訳ですが、ストリーミングでの音楽再生、YouTube動画の再生は全く不便を感じていませんでした。

 

 そして今回運行した、長野道、上信越道はかなりの山間部を走行するルートですが、トンネルの外での電波強度は問題ないレベルで整備されています。そして、本年(2022)2月より、速度制限が事実上撤廃されたと言っていい

WiMAX+5G

高速道路を高速で移動しながらの使用が予想されるトラックドラバーにとっても十分使用に耐え得る魅力的なWi-Fiであることに間違いありません。

 

なお、用途別の移動中の車内でのWiMAXの使い心地については、「気になる走行中の車内でのWiMAXの使い心地。毎日が車中拍のトラックドライバーがお伝えします」をご覧いただければ幸いです。

 

 

皆様のご参考になればと思い、ご報告致しました。

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