トラックドライバーであっても、なくても先ずはこの方々の講演動画でロシア、ウクライナ情勢を把握しましょう。
トラックドライバーの仕事って、やっぱり基本ワンマンですから世の中の流れに疎(うと)くなりがちですよね。流行りの唄とか人気のテレビバラエティーとかついつい取り残されがちです。しかし、現在進行中のロシア軍のウクライナ侵攻の話は、遠いヨーロッパの東欧の話であっても毎日報道されますし、否が応でも気になってしまいますよね。
幸い、我々トラックドラバーは耳から情報をインプットする時間は十分過ぎる程あります。本日は、ここ一カ月間、運行中のはほぼ全ての時間をロシア、ウクライナ情勢の解説動画の聴取に充て続けている僕、take(テイク)が、本当に分かり易くウクライナ、ロシア情勢を解説されている解説陣と、代用的な講演動画を紹介します。
※この大変は状況下においての日本の政策などを議論するものではありません。ただ、ヨーロッパで起きていることを把握し、その先の最悪の未来予想図。そして、そうならない様に行動している国際社会を個人としても感じることも必要ですからね。
みなさんも是非、運行中の車の中で耳を傾けて下さい。面白いとは言いませんが、ついつい聞き入ってしまいます。
おススメ解説陣 一人目 小谷哲男先生
ご専門は、アメリカの安全保障対策で明海大学教授兼日本国際問題研究所主任研究員を務められている先生です。今回のこのウクライナ戦争に突き進んでいくロシアについてアメリカがどの様に観察し、考え、行動したかを淡々とお話されています。
今回のアメリカやバイデン大統領の立ち振る舞いを野次馬感覚でサラリと見れば、
弱腰、腰が引けている
という印象を受けるかも知れませんが、いかにアメリカが思慮深く長期的、計画的に行動していたことが理解できます。
※なのでPチン政権が倒れる(倒す)までのシナリオも準備されていることでしょう。当然お話の中には上がりませんけど・・・。
おススメ解説陣 二人目 小泉 悠先生
ロシアの軍事力をご専門にされる東京大学先端科学技術研究センター専任講師を務められている先生です。
理路整然とお話されるその語りは講演というよりも朗読をきかされている様ですが、当然原稿をよまれている訳ではありません。時にシニカルに今回のロシア軍の軍事行動を分析されていますが、本当に分かり易いです。それに軍事関係の話は本当に生き生きと話されます。しかし、軍事兵器好きイコール戦争好きではないことは強く明示しておきます。
日々、色々な局の報道番組でお見掛けしますが、大袈裟に報道されている内容(ロシア軍の戦費は1日2兆円とか)も的確に分かり易く訂正していただき、実情を知る上で欠かせない先生ではないかと個人的には思います。
※ 報道の戦費は、ある一日に発射されたロケット等の金額や、ロケットにより破壊された建物等の戦後の復興負担分を含んで算出されているが、ロケットはすでに保有している分を消費しているだけであり、復興負担も現時点で負うものではない。よってロシアは1日2兆円という戦費に直面している訳でなく、戦争継続の障害となっていない というのが小泉先生の見解です。本当に分かり易いです。
おススメ解説陣 三人目 高橋杉雄先生
核抑止力や戦争回避を専門とされる防衛相防衛研究所防衛政策研究室長の役職にある先生です。防衛相といえば、外国ならまさに戦争を行う軍隊といえますが、真逆ともいえる、いかに戦争、紛争を避けるかを日々研究されているのでしょう。画面を通しても、まるで、世界の運命を自分一人で背負い、核戦争回避の道筋を考えに考え抜いて、常に知恵を絞りに絞っておられることが分かります。核戦争回避の為に「やれる事はやり尽くしたい」と訴える姿や、その真摯な考えに胸を打たれますし、個人で、これだけ世界全体のことを考えておられる方が居ることを知ると、僕ら一般の市民は本当に心強く感じますし、感謝しかないです。有難う御座います。
そして、嘘をつき続け、蛮行を繰り返し、脅しに核をちらつかせるという対極の存在のバカPチン。まさに高橋先生のツメの垢を煎じて食らわしたいという気持ちになります。
報道ステーションの中でおっしゃられていた
「今回の戦争から目を背けてはいけない。忘れてはいけない。忘れずに、今回の惨劇を引き起こしたウラジーミルプーチンという男を歴史の法廷に立たせ続けなければならない。」
が心に刺さります。
おススメニュースキャスター 豊島晋作さん
テレビ東京のアナウンサー兼プロデューサーで元イギリス、ロシアの特派員。カッコ良くて切れのある語りは何時間でも聴いていられます。またクール容姿とは裏腹にお茶目に部分も垣間見せてくれる豊島さん、最高です。今でもでしょうけど、若い頃はさぞかしモテたんでしょうねー。
戦争開始前に、ロシア人の心、完全にロシア国民の立場で、東方拡大するNATOをどの様に感じていたかを解説している動画が特に秀逸で一度は聴取しておくべきだと思います。 どちらか一方の言い分だけで物事を判断するのはいけません。バランスが大切とは思いますが、だとしても今回の軍事進攻は一ミリも容認できるものでは無いと思います。
元ロシア大使 河東哲夫(あきお)さん
元外務省外交官。そのぶっきらぼうの話ぶりは、昨今はやりの忖度などは一切介在しません。河東さん本人の経験を踏まえた主観的意見となりますが、悲観的でも楽観的でもない、素の今のロシアやプーチンの置かれた位置を知ることができると思います。
最後に
ページでは、上記の方々の代表的で分かり易い動画を掲載いたしました。この他にもyoutube上には数多くの動画が揚がっています。是非それぞれのお名前と「ウクライナ」などで検索してみて下さい。現代社会において日本人では考えられない様な出来事が実際に東欧で起こっている訳ですが、しっかりと把握することが出来ると思います。
兎に角、一刻も早い戦争の終結を祈るばかりです。
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