はじめに
車内の快適化を日夜追求する「車内空間快適化計画」のページにようこそ! 今回は車内空間に流れるBGMについてお伝えさせて下さい。最近本当に感動する出来事がありまして、皆様にこの感動を余すことなくお伝えできればと思います。
この記事では、車内で利用するBluetoothスピーカーを選ぶ際のポイントと、お勧めのBluetotthスピーカーをご紹介しております。
1 車内の音楽環境の変遷
ドライブに音楽は絶対に欠かせないですよね。昔からどんな車にもラジオは必ず装備されていますし、お気に入りの音楽を流す為に、車内のオーディオ装置は
カセットテープレコーダー
↓
CDプレーヤー
↓
多連装CDプレーヤー
↓
MDプレーヤー
↓
FMトランスミッターによるiPod MP3プレーヤーの利用
↓
「Android Auto」「Apple Car Play」によるスマホ連携
↓
「Amazon fire TV stick」等ストリーミングデバイスの利用(当ブログ一押し)
と進化し、それに伴い車内に持ち込める楽曲数はどんどん増え続け、今は
∞(無限大)
になったと言っても過言ではないですよね。
こうして車内で奏でられる楽曲数が増えることにより進化を実感してきましたが、その音質については、コアな音質マニア以外はほとんど気にされることはなかったのではないでしょうか?しかし、当然「音質」も確実に進化しています(僕も知りませんでしたが・・・)。
僕自身も車好きではありますが、音質には無頓着で、愛車には重低音を響かせる為のウーハーの増設はおろか、スピーカーの交換もしていません。THEデフォルトです。
車内にはどうしてもエンジン音やロードノイズが入り込んでくるものですし、仕事で運転している大型トラックのそれは自家用車に比べ更に大きくなり、音質よりもエンジン音やロードノイズに負けないように、スピーカーに求めるものは、音質より
大音量 いわゆる出力W(ワット数)
でした・・・。
そんな方々に是非読んで頂きたいのが今回の記事になります。
2 Bluetoothスピーカーの導入
車内で音楽を鳴らす方法は、
- カーオーディオのCDスロットでCDを聴く
- スマホと車のカーオーディオをBluetooth接続して鳴らす
- カーオーディオのメモリースロットにメモリを差して音楽を聴く
- 「Apple Car Play」「Android Auto」のスマホ連携をする
- カーオーディオのHDMIにストリーミングデバイス(Fire TV stick等)
と多様に渡りますが、基本的には
カーオーディオシステムを介して車に実装されているスピーカーで鳴らす
というケースが多いのではないでしょか。
それは、それでスマホやタブレットの装備された貧弱なスピーカーを利用するよりは数段良い音を鳴らせるのですが、皆さん!!!昨今のBluetoothスピーカーを侮ってはいけません。
僕も別に侮っていた訳ではありません。それまで使っていたBluetoothスピーカーが寿命を迎えた為にこの度、買い替えたのですが、そうしたところ「音質」に対してど素人の僕の鈍感耳でも
驚く程の音質の向上が実感できた
ので、その感動を記事にしてお伝えしております。
3 Bluetoothスピーカーの新調
Before
利用Bluetoothスピーカー
ソニー製 SRS-X3
対応プロファイル | A2DP |
AVRCP | |
HFP | |
HSP | |
対応コーデック | SBC |
After
利用Bluetoothスピーカー
ソニー製 SRS-X33
対応プロファイル | A2DP |
AVRCP | |
HFP | |
HSP | |
対応コーデック | SBC |
ACC | |
LDAC |
4 何が変わったのか?
僕は、それまで愛用していたソニー製のBluetoothスピーカー「SRS-X3」のパッシブラジエターが破損(破れた?)し、寿命を迎えたのを契機に、SRS-X3の後継機「SRS-X33」をメルカリで購入しました。
元々ソニー製品が大好きな僕は、
どうせ新調するなら、ちょっとだけ性能アップした後継機にしよう
気分もガラリと変えて、筐体は「赤」にするか
くらいの思いで購入しました。
こうして、何にも予習せずにただソニー製品というだけで、その後継機を購入した訳です。X3とX33。「3」が一個増えただけですが、その間には
もの凄い技術進化
が隠れていたのです。それは、
プチパラダイムシフト
と呼んでも過言ではないでしょう。「SRS-X33」は、ソニーが開発した
渾身のデータ圧縮技術 LDAC(エルダック)
が実装された筐体であったのです。
5 圧縮技術(コーデック)の種類
スマホとBluetoothスピーカーは、その言葉のとおり
Bluetooth接続
で繋がる訳ですが、一言で「Bluetooth接続」と言っても、Bluetoothの通信規格も年々バージョンアップを重ねていますし、更に
対応プロファイル
と
対応コーデック
の概念も存在します。超分かり易く例えるならば、
「プロファイル」は送信できるデータ(コーデック)の種類を定義
「コーデック」はデータの圧縮方法(技術)
になります。
スマホ、タブレットと音楽再生デバイスのBluetoothスピーカーならば、プロファイルは
Advanced Audio Distribution Profile(A2DP)
が一般的です。
キーボードやマウスをBluetooth接続する際は(HID)、手放しで通話できるヘッドセットと接続は、(HSP)というプロファイルで繋がっていますが、我々ユーザーが意識せずとも自動でこれらのプロファイルにのっとって通信が行われます。
そして、Bluetoothスピーカーとスマホ等のデバイス間で結ばれる
プロファイル A2DP
で送信可能なコーデックは、
SBC | 低い |
AAC | ↑ |
apt-X | 圧縮技術 |
apt-X HD | ↓ |
LDAC | 高い |
が挙げられます。Bluetooth接続は、有線に比べ送信できるデータが大幅に制限されますので、
送る側のデバイスでデータを圧縮(エンコード)
し
受ける側のデバイスで解凍(デコード)
して、音を鳴らす作業が行われているんです。こうした圧縮(エンコード)解凍(デコード)をひっくるめてコーデックと呼称されています。そして、当然ですが、送る側、受ける側共にそれぞれのコーデックに対応している必要があります。
上記の一覧表のとおり、圧縮技術には優劣があり、圧縮技術が高ければ、その分送信できるデータが多くなり、当然データが多ければ多い程、重厚な密度の濃い音色となる訳です。
図で例えると、音の外郭だけを切り取り、データ量を少くなくして、尚且つ圧縮して送信するのが
SBC
音の全て、一切合切を圧縮しスピーカーに送って鳴らすのが、
LDAC
という訳です。ソニーが今から約10年も前にSBCの約3倍のデータを送信可能とするこの技術を開発し世に送りだしていたのです。素晴らしい過ぎますソニー様。
こうして、熱く、イメージ図を交えながら解説してきましたが、画面の前の
何となく理解は出来たけど、そんな違いある?
と穿った見方をされているそこの貴方様!!!! ハッキリ言います!!!
全然違います!!!!!
人間の脳は都合よくできていて、
新しいスピーカーはLDAC対応 だからいい音するんだろな~
という予備知識を元に聴き始めると、それが
プラシーボ効果を生み
勝手に良い音が鳴っていると錯覚したりしますが、そういう類(たぐい)ではありません。
※ プラシーボ効果とは偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられることを言う(例:ただのキャンディを酔い止めと思い込ませて舐めさせると酔いがおさまる)。
引用先:wikipedia
こうして、偉そうに知ったかで記事を書いていますが、この知識、スピーカーを買い替えて、SRS-X33から実際に流れる音を聞き、
アレ、一世代新しいスピーカーにしただけなのに、えらいイイ音だな
と感じ、それからネットでアレコレ調べ始めて得た知識ばかりです。
つまり、全く予備知識なく、新しいスピーカーから流れ出た音を聞いた瞬間、僕みたいな音質ど素人耳にも
全然違う!!!
と劇的変化を感じさせられた訳です。
そして、その変化は感動的ですらあり、この感動を是非皆様にも!という思いに突き動かされて、この記事は作成されております。
5 Bluetoothスピーカー導入の際のポイント
偉そうに語って恐縮ですが、現行で発売されているBluetoothスピーカーは、ほぼ
LDAC
に対応しています。
なので、古いBluetoothスピーカーをお使いの方、若しくは車内のオーディオとBluetooth接続して車内のスピーカーシステムで鳴らしている方でLDACコーデックに対応していない場合、スマホ、タブレットのスピーカーを利用している方は、今、スグ
Bluetoothスピーカーの導入
を推奨いたします。
僕が買い替えた「SonySRS-X33」はヤフオクや、メルカリでもまだまだ見かけますし、新品をお買い求めの方は、
がおすすめです。これらは、カップホルダーにスッキリ収まりますからね。車内の中央部分に位置するカップホルダーから、フルレンジスピーカーから文字どおり全方位に素晴らしい音が流れ出します。是非共味わって下さい!!!
最期に、
ソニー様 感動を本当に有難うございます。
この言葉をソニー関係者各位に贈り、この記事の締めの言葉にしたいと思います。
また、紹介しているスピーカー以外についてもアレコレお探し際、下記のバナーよりAmazon、楽天市場を訪れて頂くと、僕が大変喜びます。宜しくお願い申し上げます。
おしまい
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