【究極選択】サイバーナビ or 楽ナビ? カロッツェリアのナビを購入するならどっち???

Wi-Fi導入

はじめに

 パイオニアのカー用品ブランド「カロッツェリア」から販売されているカーナビには走行中常時ネット接続を前提とした

上位グレードの「サイバーナビ

スタンダードモデルの「楽ナビ

の二段構成で販売されています。ただ、2024年春の新作からは「楽ナビ」もネット接続対応モデルが幾つか発売され始め、両者の性能面での距離感が「狭まった」というか、正確には、

ナビに限らず、車そのものが常時ネット接続する時代

に移行しつつあり、それが現れ始めているのだと思います。

 

当ページは

愛車にナビを!と考えていらっしゃる方

で、

カロッェリアの「サイバーナビ」か「楽ナビ」か?で考え中の方

は勿論のこと、他社メーカー(ケンウッド、パナソニック等)を検討中で、

ネット接続可能な高級モデルの方がいいのか、従来の独立型のナビでいいのか

の判断の参考となる内容になっています。

 

 ナビも決して安い買い物ではありませんので、しっかり悩みぬいて最良の決断をしていただければと思います。まぁこの迷って検討する時間も楽しいものですがね~。

 

 因みに、今流行(はや)りのディスプレイオーディオが未だ選択肢の一つに残っている方は、最初に下記の

についても目を通していただけると嬉しいです。

 

 

  1. 1 最初に結論!
  2. 2 カロッェリアの最高グレードナビ「サイバーナビ」に出来ること
    1. (1)Youtube再生機能を搭載
    2. (2)レコーダーアクセス機能搭載
    3. (3)サイバーナビがアクセスポイント化
    4. (4)高音質空間の形成
  3. 3 「サイバーナビ」について(購入前に)理解しておきたい事項
    1. (1)車内のWi-Fi化の実態(費用)
    2. (2)ネットワークステックの使用制限
    3. (3)内部のUIMカードの有効期限
  4. 4 以上の留意点を踏まえた上での代替え案
    1. (1)サイバーナビの素晴らしい機能のおさらい
    2. (2)「楽ナビ」+Amazon fire TV stickの利用
  5. 5 車内のWi-Fi化の方策
    1. (1) スマホのテザリング機能の利用
      1. ア メリット
      2. イ デメリット
    2. (2) 楽天モバイルの利用
      1. ア メリット
      2. イ デメリット
    3. (3) WiMAX回線の導入
      1. ア メリット
      2. イ デメリット
    4. (4) カロッツェリア車内用ルーターDCT-WR100Dを導入
      1. ア メリット
      2. イ デメリット
    5. (5) サイバーナビのネットワークステック同梱モデルを購入する方法
  6. 6 当ブログ管理人の愛車の現状
    1. (1)自家用車FIAT500の車内の様子
      1. モニター
      2. Wi-Fi環境
    2. (2)お仕事用トラックの車内の様子
      1. モニター
      2. Wi-Fi環境
  7. 7 サイバーナビを検討中の方へ
    1. (1)最新地図の恩恵って?
    2. (2)リアルタイム情報入手の方法は別にもある
    3. (3)そもそもナビの出番って年に何回?
    4. (4)何よりお値段が・・・
    5. (5)但しレコードアクセス機能はサイバーナビだけの機能
    6. (6)2画面表示は不可
  8. 8 サイバーナビのアクセスポイント化に魅力を感じている方へ
  9. 9 本日のまとめ

1 最初に結論!

 最初に結論を述べてしまえば、お金に余裕のある方は、上位モデルのサイバーナビコスパを重視される方は楽ナビを選ばれるのがよろしいかと思います。

 

 当たり前すぎる結論で申し訳ないですが、ネット接続型ナビか、ネット接続非対応の独立ナビにするかは、実はさして大きな問題でなく、購入する際の重要事項はズバリ

HDMI入力端子搭載のナビを選ぶべし

というのが、どうしてもみなさんにお伝えしたい当記事の「」になります。その理由をこれから順に説明していきますが、とにかく、絶対にHDMI入力端子の有無を確認し、必ず「有り」モデルを選んで欲しいと思います。

 

※ HDMI端子はネット接続ナビには必須装備となりつつありますが、独立型モデルではまだまだ徐々に備わりつつある状況です。

 

 今回は、分かり易くカロッェリアを舞台に、

ネット接続モデルの「サイバーナビ」

独立型モデルの「楽ナビ」

を比較しながら話を進めていきます。

 

 かく言う僕は現在「楽ナビ(ネット非対応型)」ユーザーで、2022年にナビを新調した時、アレコレ悩み抜いたものですから、この記事はその経験に基きつつ、2024年2月時点のナビを取り巻く情勢やモバイルWi-Fi事情を加味してお送り致します。

 

 

 

2 カロッェリアの最高グレードナビ「サイバーナビ」に出来ること

 サイバーナビは走行中も常時ネット接続することにより、道案内に限らず、様々なエンタメ機能を楽しむことが出来ます。更に、大型画面を生かし、2画面で

ナビ(地図) と エンタメ機能(動画視聴等)

同時表示可能

がサイバーナビの魅力の一つといえます。その他、サイバーナビの特徴は、下記のとおりです。

(1)Youtube再生機能を搭載

 サイバーナビ本体にYoutube再生可能な「ストリーミングビデオ」機能を搭載しています。ですので、お手持ちのスマホを接続することなく、サイバーナビ単体で大きなナビ画面で動画を愉しむことが出来ます。

 

(2)レコーダーアクセス機能搭載

 ネット経由で自宅のBlue-rayレコーダーなどにアクセスし、同レコード内に録画し保存してあるテレビ番組を車内のナビ画面で鑑賞可能となります。自宅リビングの環境が、そっくりそのまま車内にやってくる感覚ですね。素晴らしいです!!!

 

(3)サイバーナビがアクセスポイント化

 サイバーナビがアクセスポイントとなり、最大5台までスマホ、タブレットを接続することが可能です。自宅リビングに設置するWi-Fiルーターならば、同時接続5台は心もとないですが、車内なら、奥様+四つ子ちゃんがそれぞれスイッチやタブレットでゲームをプレイしても大丈夫ですね。

四つ子のイラスト

(4)高音質空間の形成

 僕は、音質のうんちく語る知識も聴き分ける耳も持ち合わせていませんので、大きなことは言えませんが、カロッツェリアさんのホームページによると、2024年版のサイバーナビは

Auto Sound Web Grandprix において ゴールデンアワードを受賞

する程の間違いない高音質設計となっているようです。

 車内の音質も拘(こだわ)りだせばキリがありません。そこには、深い深い音質が待ち構えていますが、スタート地点が高い位置からだと、その後のチューニングにかける予算は抑えれるはず???ですよね。追求しだすとキリはありませんが・・・。要注意と言っておきましょう。

 

兎に角、常時ネット接続型のサイバーナビは、説明してきた様な動画視聴などのエンタメ機能の充実とリアルタイムの交通事情を加味した合理的かつ効率的道案内が特徴的ですよね。

 また、ディスプレイサイズも9インチという車内としては大型の部類に入るものも選択可能ですし、尚且つ

HD解像度

となっており、地図も動画もクッキリ高精細なものとなっています。それに、画面の処理速度も進化を続けサクサク、キビキビ感も向上を続けています。

 

 

3 「サイバーナビ」について(購入前に)理解しておきたい事項

サイバーナビのセールスポイントを列挙してきましたが、ネガティブな面についてもお伝えしておきます。

(1)車内のWi-Fi化の実態(費用)

 カロッツェリアのホームページを見ると、

サイバーナビ、楽ナビ(一部対応モデル)でWi-Fiスポットに対応

とあります。

 つまり、サイバーナビ、楽ナビ(対応モデル)を導入すると、車内にWi-Fiスポットが形成され、お手持ちのスマホ、タブレットがネットに繋がるというものですが、これはナビ自体が通信する訳ではありません

 ネットの接続は、同梱される

ネットワークステック

が担当することになります。

このネットワークステックが、言わばモバイルルーターの役目を担い、その結果ナビ自身がアクセスポイントとして機能するという仕組みです。

 そして、サイバーナビの同型タイプであっても、「同梱モデル」と「対応モデル」に分かれており、「同梱モデル」にのみ、

ネットワークステック

1年間の無償使用権

が付いています。

 これは、「docomo in Car connect」というdocomoが提供する車内Wi-Fi向けサービスの356日契約が付いるということで、文字通り1年間は日本中津々浦々隈なくカバーするドコモ4G回線が使い放題(データ使用量上限なし)になります。3日間で15GB以上で翌日速度制限等の速度制限もありませんので、完全無制限と言えますが、1年経過後は有料となります。ずっーと無料で使いたい放題なんてウマい話はないです。

※ ネットワークステックで利用する回線はdocomo4G回線で、他社を選ぶことは出来ません。

 

 因みに1年経過後は365日、30日、1日の期間を選んで、使用期間をチャージする必要がります。

365日 13,200円(税込み)
30日 1,650円(税込み)
1日(24時間) 550円(税込み)

これらの手続きは店頭に赴く必要はなく、ネット上でチャージ可能ですが、そもそもネットワークステックの使用開始時に「dアカウント」が必要になりますね。

 dアカウントについては、無料で取得できます。その取得方法については、

の中の、「dアカウントの取得」の項をご覧下さい。

 

 さて、ここで少し横道に逸れますが、このネットワークステックとは、形は変われどその実体は以前より同じくカロッツェリアブランドで発売されている

カロッツェリア車載用Wi-FiルーターDCT-WR100D

DCT-WR100D の画像

画像引用先:カロッツェリアホームページ

と同等品と思われます。つまり、厄介な仕様も健在という訳で、以下がその厄介な仕様の説明です。

 

(2)ネットワークステックの使用制限

 カロッツェリアのホームページにも記載されていますが、ネットワークスティックは車載専用のWi-Fiルーターということで、基本的には

移動中の車内での使用

が前提となっています。なので、走行中は際限なく無制限に通信できますが、動き出す前や、停止した状態では救済(おまけ)的に

エンジンスタート後の30分間

停止後の1時間

のみ通信できる仕様になっています。この点は本当に重要ポイントになります。

※ DCT-WR100D(ネットワークステックも)はバッテリーを搭載していませんので、車のエンジンを停止し、アクセサリー電源を落としてしまえば、その瞬間から使うことはできません。

半面、灼熱の車内に置きっぱなしでも、バッテリーの膨張、爆発、発火の恐れがありません。この点はトレードオフの関係といえますね。

2024年6月にカロッツェリアの各ナビ(サイバーナビ、ネット対応楽ナビ)がバージョンアップして新発売となり、同梱されるネットワークスティックも進化を遂げています。最大の特徴として、停止中の通信(救済措置)に関し、

エンジンスタート時 30分 → 2時間
停車後 1時間 → 2時間

となり、使い勝手が大幅に向上しています。

 

 

(3)内部のUIMカードの有効期限

 ネットワークステック本体の中には、UIMカードが予めセットされています。これは携帯電話におけるSIMカードと同じ役割で通信には必須です。

 そしてこのUIMカードには一定の有効期限が設定されており、その有効期限を超えて使用することは出来ず、新たにUIMカードを準備(購入)する必要があります。

 

※ 「docomo in car connect」の使用期間のチャージとは別の概念になります。

 

サイバーナビに同梱されるネットワークステックのUIMカードの有効期限は、3年間

車載用Wi-Fiルーター DCT-WR100D のUIMカードの有効期限は、2年間

で、料金は

ネットワークステック用UIMカード UIM-1     13,200円 (税込み)
DCT-WR100D 用UIMカード UIM-100    5,500円 (税込み)

となっています。つまり3年ごと若しくは2年ごとに上記の料金も別途必要になります。

 

※ UIMカードの有効期限の起算日は初めて通電した日を含む月が初月となります。通電し通信が始まると自動的にUIMにその情報が書き込まれるようです。

 

 

4 以上の留意点を踏まえた上での代替え案

 仕事で運転しているトラックの車内は勿論、自家用車の車内の快適化について日々検討している僕take(テイク)ですが、今回、カロッツェリアから発売された

いわゆるサイバーナビ(オンラインナビ)

に心が揺れ動されている方々に少しだけご提案があります。

(1)サイバーナビの素晴らしい機能のおさらい

 同梱のネットワークステックにより運転中常時ネットに繋がっているということは、

  • いつでも最新地図によりナビゲートしてくれる 地図の更新料は別途必要
  • リアルタイムで事故、渋滞、通行止め情報も考慮してナビゲートしてくれる
  • ナビ画面上でYoutube等の動画コンテンツが楽しめる
  • ナビ画面上でエンタメアプリや地図も操作可能
  • 音楽再生もPV付で再生される

といったところでしょうか。

 本当に素晴らしいです。車の中は華やかなエンタメ空間に早変わりですよね!!!

 

 

・・・・が、しかし

 

 

サイバーナビ(オンラインナビ)に頼らずとも、同じ様な環境を作ることは可能です。そして、よりお値打ちに!!!と言ったらどうです?

 

少しでも、興味が涌いた!

 

という方は、是非もうしばらく読み進めて下さい。

 

 

(2)「楽ナビ」+Amazon fire TV stickの利用

 前項で列挙した「サイバーナビで出来ること」。実は、その殆どは楽ナビに接続した

Amazon Fire TV stick

でも可能なんです。

※ 別途Wi-Fi環境は必要ですが、その点は次項で解説します。

 Amazon Fire TV stickは、本来、自宅リビングのテレビに接続し、パソコンやタブレットの小さな画面ではなく、大型テレビでYouTube等のネット配信番組を愉しむ為の

ストリーミングデバイス

ですが、それを車内のモニターに接続して愉しんじゃえ!という発想です。

ですから、主な動画配信コンテンツは視聴可能です。ひと昔取りざたされたYoutubeとのゴタゴタも解消され最初から標準でYouTubeアプリも組み込まれています。

 

 僕の自家用車の楽ナビは、通常時は地図画面ではなく、HDMIから入力されたFire TV stickの動画や音楽となっています。本当にこれが、快適過ぎるんです。

ナビにFire TV stickを接続した際の感動を記事にしたのが、コチラになります。

 

 

5 車内のWi-Fi化の方策

 Amazon Fire TV stickを利用するには車内のWi-Fi化はマストです。2023年春モデルのカロッツェリアの新型ナビで、ネットワークスティック同梱モデルを選択すれば、すなわち車内のWi-Fi化の方法は、

ネットワークステック利用一択

となります。

 しかし、車内のWi-Fi化の方法は色々ありますし、それぞれ一長一短ありますので、ここからはWi-Fi化の方策と、それぞれのメリット、デメリットを解説していきます。

 

 車内のWi-Fi化の方策は、大きく分けて

  • お手持ちもスマホのテザリング機能の利用
  • 楽天モバイルの利用
  • WiMAX回線の利用
  • 車載用Wi-FiルーターDCT-WR100Dの利用
  • ネットワークステックを利用

の5パターンではないでしょうか。

 

順番にメリット、デメリットを説明していきます。

(1) スマホのテザリング機能の利用

 お手持ちのスマホのテザリング機能を使うことによって、スマホをWi-Fiのルーター化(アクセスポイント化)する方法です。

ア メリット

  • 新なデバイスを準備する必要がない
  • 新に回線契約の必要がない
  • 荷物が増えない(充電器、充電ケーブル含む)

 

イ デメリット

  • 携帯の通信量が爆増する
  • 通信量爆増に備えデータ無制限の契約をすると、月額料金が高額となる

 

ドコモ eximo(最大利用) 7,315円(税込み)
au 使い放題MAX5G/4G 7,238円(税込み)
ソフトバンク メリハリ無制限 7,238円(税込み)

 

au、ソフトバンクはテザリングできるデータ量は月30GBまでに制限されており、別デバイス(サイバーナビ、タブレット等)での動画視聴に向いているとは言えません。

 

※ 「楽天モバイル」についてはこれら3社とは一線を画す低下価格戦略を執っていますので、次項で改めて解説します。

 

(2) 楽天モバイルの利用

 新に楽天回線を契約し、その回線をモバイルルーターで運用する。若しくは前期の通りスマホで運用し、必要な時にテザリング機能でアクセスポイント化する方法です。

ア メリット

 楽天モバイルは、データ使用量に応じて段階的に月額料金が設定されていますが、その区分は下記の表のとおりです。

~3GB 1,078円(税込み)
~20GB 2,178円(税込み)
20GB以上 3,278円(税込み)

最大でも3,278円で競合他社に比べ低く設定されています。また

  • テザリングのよるデータ使用量に制限がない
  • キャンペーンを狙えば、モバイルルーターが「1円」で入手可能の場合もある
  • 2023年6月から始まった「最強プラン」は、それまでパートナー回線でのデータ使用量が5GBを超えると掛かっていた速度制限が撤廃され、完全無制限化となった

その他、ネット、店舗いづれも契約手数料無料や、楽天モバイルユーザーになることによって、楽天市場での買い物時のポイントが常時5倍となるなど、挙げだしたらキリがない感じです。

楽天モバイルユーザー限定の優遇措置については、コチラでまとめております。

 

イ デメリット

  • 携帯業界参入が後発の為、他社に比べエリアの整備が進んでいない
  • 楽天エリア外の場合は、パートナー回線(au回線)で通信可能ですが、楽天回線とパートナー回線の切り替えがスムーズに行われない場合もある(以前に比べれば大幅に改善はされている印象です)
  • 楽天モバイルには、(現状「2024/2」繋がり易いプラチナバンドが割り当てが決まったものの、基地局整備が追い付いておらず、運用開始となっていません)他社に比べ建物内、地下での通信に弱いというウイークポイントがあります。

 

(3) WiMAX回線の導入

 データ通信専用の回線であるWiMAXを契約し、同回線をモバイルルーターで運用する方法です。

ア メリット

  • 月額料金は概ね3,500円~4,000円(docomo、au、ソフトバンクに比べ安価)
  • (Amazonポイント等で)キャッシュバックキャンペーンを実施している場合もある
  • 2022/2にそれまで課せられていた「3日間で15GB」の制限が緩和され、実質完全無制限化した
  • WiMAX +5Gになってから、WiMAX回線の他標準でauの1.7GHz、2GHz、3.7GHz、5.4GHz帯の電波を掴んで通信する仕様になりカバーエリアが広がった

 

イ デメリット

  • 掴む電波が増えたが、地下、建物内でも繋がりやすいとされるプラチナバンドは、プラスエリアモードにする必要あり。

※ 同モードを利用すると月額1,100円が別途請求される場合あり

※ 同モードでのデータ通信量は15GB/月に制限(以降128Kbpsに制限)

  • データ専用回線という性質から、(通話回線と比べ)山間部や、高速道路のトンネル内等は圏外の場合が多い

 

 

 

(4) カロッツェリア車内用ルーターDCT-WR100Dを導入

カロッツェリアの車載用ルーター「DCT-WR100D」を単品で準備する方法です。

ア メリット

  • 月々の料金(ランニングコスト)が安い
  • サイバーナビ同梱のネットワークステックに比べUIMカードを安く購入できる
ネットワークステック 3年間 13,200円(税込み)
DCT-WR100D 2年間 5,500円(税込み)

  

  • 通信に用いる回線はdocomoの4G回線なので、とにかく繋がる!
  • 4G回線と言えども、5Gに比べれば低速ですが、動画視聴等の使用なら全く問題なし

 

イ デメリット

  • 本体代金が約2万円
  • 365日プランなら、月々の費用は1,100円相当ですが、2年ごとに内部にセットされているUIMカード(5,500円税込み)を準備する必要がある
  • 車内用ルーターなので基本は移動中しか通信できない

※ エンジン始動後30分 停止後1時間は使用可能

※ 2024年9月に後継機DCT-WR200Dの発売が予定されており、同商品は、エンジン始動後2時間、停止後2時間は停止中も通信可能です。

※ 初代にあたるDCT-WR100Dについても、2024年9月以降、エンジン始動後、停止後共に2時間通信可能にアップデート予定とアナウンスされています。

 

(5) サイバーナビのネットワークステック同梱モデルを購入する方法

 前項のDTC-WR100のメリット・デメリットとほぼ同じとなりますが、相違点もあります。一番の大きな違いは、携帯電話のSIMカードにあたるUIMカードを3年に一度、新たに購入する必要があり、その価格が

13,200円(税込み)

※ DCT-WR100D は2年ごとに5,500円(税込み)

になるところです。

 日進月歩の速さで進化する通信業界において、3年分の利用権を先払いで購入させられるのは、より良い回線を求める際の足かせでしかなく、この点は大きなデメリットと言えます。

 

 

 これら、一長一短ある車内のWi-Fiか方策の中から、僕がベストチョイスの考えるのが、

楽天モバイル

になりますので、これからその理由を述べていきます。

 仮に取り付けるナビがサイバーナビにしたとしても、Wi-Fi化の方策は、同梱されるネットワークステックよりも

楽天モバイルが勝る

と僕個人的には考えています。

6 当ブログ管理人の愛車の現状

 現状、私take(テイク)は50代、自由気ままな独身でおひとり様生活を満喫中。仕事は大型トラックのドライバーという運送業に従事しているという男であることが前提になっていますが、どうかその点を踏まえて参考にして下さい。

(1)自家用車FIAT500の車内の様子

モニター

カーナビ    カロッツェリア 楽ナビ RZ512

HDMI入力ポートにFire TV stick 4K MAXを差して運用

 

Wi-Fi環境

楽天モバイル最強プラン モバイルルーターFS030Wで運用

 

(2)お仕事用トラックの車内の様子

モニター

タブレット   Sony Xperia tablet Z4

Wi-Fi環境

移動中  カロッツェリアDCT-WR100Dを運用

停車中  楽天モバイル最強プラン モバイルルーターFS030Wで運用

 

つまり、車内のWi-Fi化は、その殆どを楽天モバイルで賄っています。先のお話した楽天モバイルの

後発参入の為、エリアが狭い

とか

自社回線とパートナー回線の切り替えがスムーズに行われない

とかのデメリット、これは通話メインで利用する場合には、それは、それは致命的デメリットと言えます。しかし、車内をWi-Fi化する為の回線として考えると、その評価は一変し、

それなりの回線性能(エリア・通信速度)を備えたハイパフォーマンス回線

という判断になります。

 評価が一変する理由を端的に言いますと、エリアが狭いと言っても、パートナー回線の力を借りて、現状人口カバー率は99.9%に達していますし、動画や音楽再生は、デバイスがある程度先行してデータを読み込みながら再生するバッファリング機能により、少々の圏外や回線切り替えにとまどったとしても、再生は途切れませんので、車内で使う分には、

何ら不自由無し

という使用感になっているんです。

詳細は、↓↓↓↓↓↓↓↓を是非ご覧いただきたいです。車内のWi-Fi化に楽天モバイルを選ぶことについての不安を一掃させる内容となっていますし、自信をもっておススメできます。

 

 

 

 

7 サイバーナビを検討中の方へ

 ここでは、先に説明したサイバーナビのセールスポイントを改めて冷静に分析することにします。カロッツェリアの看板(エース)商品についてネガティブな話をすることになりますがご容赦下さい。

(1)最新地図の恩恵って?

 サイバーナビのセールスポイントとして、ネットを通じて常に最新地図が提供されるというものがあり、実際道路はアリの巣の様に日々複雑に伸びて行きますが、アリの巣程急速な変化は訪れませんし、都市の開発計画に沿って、整然と発展していきます。それにナビの世界で

山の中や川の中を爆走

したとしても、現実世界に道があれば全く問題無し。ぶっちゃけ2、3年前の地図でもはっきり言ってどーってことないですよね。

 手元にスマホのナビアプリがあれば尚更のことです。

 

(2)リアルタイム情報入手の方法は別にもある

 サイバーナビは、常時ネットに繋がることによって、予定されている工事による通行止めに留まらず、発生したての事故や災害による突発的な通行止め、渋滞状況をも考慮した道案内となり、非常に便利ではあります。

 

でも、こうした大大的な交通規制は、お手持ちのスマホのマップアプリでも確認可能ですよね。情報収集には普段使いなれたスマホが一番。信号待ちの間にササッと確認できます。

 

また、サイバーナビじゃなくとも(普通のナビでも)VICSで最新の道路事情を入手して道案内を実行してくれます。

 

 

(3)そもそもナビの出番って年に何回?

 全く土地勘の無い土地に赴くのは年に何回あるのでしょうか?

家族旅行で年に2,3回

といったところではありませんか???

常時ネット接続型のサイバーナビでなくても、「楽ナビ」でも十分なのでは?と僕は思っています。

 

(4)何よりお値段が・・・

 カロッツェリアのナビ商品の中でサイバーナビは性能的にもお値段的にも最高峰です。しかし、お話してきたとおり

最新地図を維持する価値

リアルタイムルート検索も代替え手段(スマホ)がある

ナビが本当に必要となる場面の少なさ

を考慮した場合、それでも高額なサイバーナビをチョイスする価値があるかと言えば、僕は???なんですよね。

 何より、サイバーナビに

ミュージックビデオや動画再生等のエンタメデバイスとしての魅力を感じる

のなら、それって

Fire TV stick  僅か4,980円~

でも可能なんです。

 但し、僕の推奨は現状最強スペック

Fire TV stick 4K MAX 第2世代  9,980円(税込み

となります。車内で使うデバイスはキビキビ、サクサクが最重要課題ですからね。詳しくは

で解説しております。

 

(5)但しレコードアクセス機能はサイバーナビだけの機能

 サイバーナビはネットを通じて自宅テレビのレコーダーにアクセスし、同レコーダー内の録画番組を呼び出して鑑賞可能です。

 Fire TV stickでほとんど全ての動画配信サービスを愉しめるといっても、このレコードアクセス機能は備わっていません。しかし、レコーダー内の録り貯めた番組はUSBメモリーで持ち出し車内で楽しむという方法もあります。

 

(6)2画面表示は不可

 楽ナビ+Amazon Fire TV stickの組み合わせでは、ナビとエンタメの2画面表示はできません。

画面は

ナビ画面

HDMI画面、若しくはワンセグ、ラジオ画面、設定画面

のどれか一つしか表示できません。

 ただ、先程もお話しましたが、ナビが必要となる機会は想像よりもはるかに少ないですし、そんな時は、おとなしくナビ画面を表に出して道案内をしてもらいましょう。

 

 当然ナビ画面表示中でも、HDMI接続したFire TV stickで音楽を流せ続けますし、コントローラーで選曲も自由自在に可能です。

 

 

 

 

 

8 サイバーナビのアクセスポイント化に魅力を感じている方へ

 サイバーナビ自体がアクセスポイントになることから、自身のスマホや後部座席のお子様に持たせたタブレットをネット接続させて動画視聴させたいと考えている方。それはそれは車内が賑やかになって素晴らしい車内環境と思います。

 

 しかし、これって、いわゆる車にモバイルルーターを持ち込んでいることと同じです。そしてモバイルルーターならサイバーナビのアクセスポイントと違い、エンジンOFFでもバッテリーが持つ間は通信可能です。

 

 もし車中泊の際にもネットを満喫しようとお考えならば、サイバーナビのアクセスポイントは不向きです。宿泊地がいつもアイドリング可能かは不確定ですし、サイバーナビに同梱されたネットワークステックは車両停止後1時間で通信不可となる仕様になっていますからね。仮にモバイルバッテリーを繋げたとしても通信不可です。

 

 車中泊、キャンプのシーンでもネットを楽しみたいのなら

モバイルルーター & モバイルバッテリー

が最良の方法になります。

 

 また、サイバーナビのネット接続先は、ネットワークステックに限りません。自前で用意したモバイルルーターでの通信も可能であることを付け加えておきます。

 

9 本日のまとめ

 独身である僕は、楽天モバイルのSIMをモバイルルーター「FS030W」に差して運用しています。お財布、携帯、免許証、そしてモバイルルーターは4点セット化して常に一緒に行動しています。

なので、自宅のアパートには、光回線はおろか、固定回線すら導入していません。自宅のネット環境は、一緒に行動しているモバイルルーターで賄(まかな)っています(僕が留守の時は誰も居ない訳ですからね。ここは、ぼっち生活満喫中と強がらせて下さい)。

 更に、トラックの車内には

カロッツェリア車載用ルーター DCT-WR100D

を贅沢にも取り付けています。

 以前に契約していたWiMAXでは高速道路に点在する長いトンネル内が圏外となってしまう為に、docomo 4G回線で通信するDCT-WR100Dを導入し、長いトンネル内でも圏外とならないように万全の体制をとっていました。

 そして運行先で車中泊となる場合(長時間停車時)は、車載専用ルーターDCT-WR100Dは無効になりますので、その時は、

WiMAX回線にスイッチ

して、ネットに繋がらないという間隙が無いようにしていました。

しかし、今は全ての時間、楽天モバイルでネット接続しており、DCT-WR100Dは無用の長物となっています。※ 365日チャージしていますので、現在も使用はしていますがね。

 

 

 車内をWi-Fi化するカロッツェリアの

新作ネット対応ナビ + ネットワークステック

は素晴らしい商品であることに間違いありません。それは疑いのない事実であり、お金が売るほど有る方は、当然

サイバーナビ ネットワークスティック 一択

でしょう。

 しかし、車内をWi-Fi化して華やかなエンターテイメント空間を創造する方法は一つだけでなく、他にも(しかもお値打ちに)可能であることをお伝えしたかったという訳です。

 

 また、カロッツェリア以外のナビの導入を検討中の方にも覚えておいて欲しいことは

HDMI入力端子有モニター + Fire TV srick + モバイルルーター

素晴らしい車内環境の構築可能であるということです。というか現状これが最適解であると確信しております。

 

 この記事が皆様がカーナビを選定する際の、何かしらの参考になれば幸いです。

 

 

 

 

最後までご覧頂き有難う御座いました。

愛読感謝

 

 

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