【一覧表で解説】WiMAX縛り有り契約から楽天モバイルへの乗り換え料金シュミレーション

Wi-Fi導入

はじめに 

 現在WiMAX回線をモバイルルーターで運用中の方に、機能面(回線速度・通信エリア)ではWiMAX回線と遜色なく、尚且つ月々のランニングコストが1,000円以上のコスパを誇る程に劇的進化した楽天モバイル「Rakuten最強プラン」への乗り換えをお勧めしている訳ですが、この乗り換えにおいて最大のネック(障害)になっているのが

縛り

つまり、解約時に支払う必要が生じる

解約金(違約金)の存在

ではないでしょうか???

 

 そこで、今回はWiMAX回線を縛り有り契約で運用中の皆さんに対し、楽天モバイルに乗り換えことによって生じる月々の差益と乗り換えにより支払うべき解約金のバランスについて整理してみました。

 

結論を一番最初にズバッとお伝えしますと、

乗り換えることによって生じる差益

は、

そのタイミングは早ければ早い程、大きな恩恵を受ける

ことになります。ですから

躊躇しているは無い

ということです。

 

 ただ、縛り期間の大半をすでに消化し、あと数か月で契約更新月(違約金無で解約可能)を迎える方は、当然

今スグの乗り換えはNG行為

縛り契約の契約更新月に解約&楽天モバイルの契約

最良の選択になります。

これらの見極めが簡単に行えるようにWiMAX大手代理店を例に一覧表を作成しましたのでどうぞご覧下さい。

 

1 大前提 その①

 WiMAX回線は2022年2月1日にそれまで掛かっていた「3日間15GB以上の利用での速度制限」を緩和、事実上撤廃し

データ通信量無制限・速度制限無回線

となりました。

 これは、画期的な改革と言え、これを契機にWiMAX回線の契約に踏み切った方も多いかと思います(自分もです)。

しかし、当時は高額な解約金が設定可能でありWiMAX回線代理店各社は高額な解約金を担保に

端末(ルーター)を無償提供しつつ、2年、3年の縛り契約による囲い込み

が当たり前の営業スタイルでした。

 

 このタイミング(2022年2月当時)で契約し快適にご利用中の方(WiMAX回線自体は一か所に留まって使用する分には全く不満は無いですからね~)は、関心が無くなりご存じないかもしれませんが、約5か月後の2022年7月1日に

電気通信事業法改正施行

されました。

 この改正により新しく盛り込まれた内容の一つに「解約に伴い請求できる金額(違約金)の制限」があり

解約金(違約金)は上限が月額利用料金相当額

その他、未払い利用料、レンタル物品の未払い利用料

と規定されたのです。

 

 つまり、高額な解約金を設定できなくなった為、事実上縛り契約は意味をなさなくなり消滅しています。

ですから現状、縛り契約というのは、ごく一部のユーザーのイレギュラー形態といえる契約であることをご理解下さいね。

 

 そして、この高額解約金を無意味にする制度の適用は2022年7月1日以降の新規契約からであり、それ以前に契約された分は適用外です。そして

2年縛りなら24カ月後

3年縛りなら36か月後

に設定されている

契約更新期間

何もしないでいる

自動更新

となり、更に2年、3年の縛り&高額解約金を背負わされます。新規でななく、契約更新ならば高額解約金の設定も法律に違反しないという解釈になっていますので注意が必要です。

 

 なので、他の回線(例えば「楽天モバイル」)への乗り換えを全く考えていなくとも、契約更新月には必ず今の契約内容の見直しをおすすめします。通信技術や環境は日進月歩の速度で変化していますからね。

 

 

 

2 大前提 その②

 2022年2月当時(2月~6月)に、WiMAX回線を2年縛りで契約された方はすでに契約更新月まで1年を切っている状況にあります。

 WiMAX回線の大手代理店各社(とくとくBB、BroadWiMAX、カシモWiMAX)共、契約更新月まで1年を切った段階での解約金の設定は概ね10,000~11,000円であり、楽天モバイルに乗り換えることによって生じる月々のランニングコストの差益を考慮しても

2022年6月契約の方で差し引き0円程度

それ以前の方は、

乗り換えることによって生じる解約金で赤字

という状況になります(更新済みの方で1年以上の縛りが残っている方は除きますが)。

 

 ですので、当ページでの解説は長期3年の縛り契約を継続中の方を対象にすすめていきます。

 

 

3 一覧表の作成に関して

 当時、WiMAX代理店各社はユーザーの獲得、囲い込みを目指して契約時に現金キャッシュバックやAmazonギフトギフト券の配布が実施されていたり、他社からの乗り換え時の費用負担を行うなどのサービスが実施されていました。

 

 しかし、これらのサービスを享受するには色々な条件があり、また個人によって交付される金額もまちまちでありましたので、今回一覧表の作成にあたっては、これら

キャッシュバックの要素や端末の割引、事務手数料0円等のサービス

については「論外」として扱いました。

 

また、一覧表内の金額は全て税込みでの表示になります。

 

表の見方は、左側が契約更新月までの残りカ月

中央が、(解約が0円で可能な)契約更新月までにWiMAX代理店に支払うことになる総額、及び解約金の額

左側の「総額(違約金含む)」が、楽天モバイルを最大限利用し、尚且つ解約金をプラスした金額

となり、一番右側の「差益」とは

WiMAX代理店への支払い総額 から 楽天モバイルの総額(解約金含む)を引いた値

です。

赤字の金額が、解約金を支払っても尚、節約できる(得することになる)金額を示しています。

 

(1)とくとくBB契約中の方へ

とくとくBB 楽天モバイル 料金比較表

【結論】

 とくとくBBの3年縛り契約の解約金は、契約更新月まで2年以上あると

27,280円と高額

であり、残念ならが楽天モバイルに乗り換えて月々のランニングコストを下げたとしても、契約更新月まで25カ月以上残っていないと、この高額解約金をカバーしきれません

 しかし、契約更新月まで1年を切ると、解約金は、10,450円となり、そのタイミング、

契約更新月まで残り12カ月~10カ月

で乗り換えれば、コスト的に僅かに楽天モバイルが上回ります。決して大きな金額ではありませんが・・・。

 

 ただ、とくとくBBの3年契約更新後の月々の料金は4,444円に上昇しますので、契約更新月には

見直し必須

といえます。上記のタイミング(残り残り12カ月~10カ月)に差し掛かっている方は検討の価値は大いにアリと言えますね。

 

 

 

 

(2)Broad WiMAX契約中の方へ

Broad WiMAX 楽天モバイル 料金比較表

【結論】

 BroadWiMAXは契約時にルーターの割引を行っておらず、その分月々の料金が安めに設定されております。ですので料金の安い楽天モバイルに乗り換えたとしても、月々の差益が少なく

どのタイミングであっても支払い金額的には乗り換えはマイナス

となり、

大人しく、契約更新月の到来を待つ

という選択しか残されていません。

 

 ただ、一点強調すべきは、BroadWiMAXの3年契約後、自動更新した後の月々の料金は、

4,704円

となることです。

 楽天モバイルの最大支払い額3,278円との価格差は

1,426円

となります。

 

 BroadWiMAX契約中の皆さんは、今からカレンダーに契約更新月をメモし、その時が訪れたならば契約の見直しをお忘れなく!!!ですね。

 

(3)カシモWiMAX契約中の方へ

カシモWiMAX 楽天モバイル 料金比較表

【結論】

 カシモWiMAXは契約更新月まで2年以上あったとしても解約金が

16,000円

と比較的安めに設定されており、楽天モバイルに乗り換えることによって生じる差益によりプラスになるタイミングが多く存在します。一覧表で「差益」欄が赤字となる箇所になります。

 

 僕もお世話になっていたカシモWiMAXさんは明朗会計をモットーに3年目以降も月々の支払金額に変更なく

4,455円

が続行します。

 しかし楽天モバイルとの価格差は、1,177円と千円以上となりますし、車内で使う分には性能面でWiMAXと遜色なくなった「Rakuten最強プラン」は僕にとって非常に魅力的に写り、2023年5月に

3年縛り契約で残り24カ月残した状況

で解約しました。

 解約時にはザックリと

損することはないよな~

との感覚であったのですが、こうして一覧表を作成してみますと、約13,000円の節約に成功していることが分かりました(良心的なカシモWiMAXさんに感謝申し上げます)。

 

 カシモWiMAXを契約されている方で、「差益」欄が赤字となっているタイミングに差し掛かっている方は、乗り換えの検討の価値アリと言えます。

 

 

まとめ

 今回の記事ではWiMAX回線から楽天モバイルに乗り換えることによって生じる価格面についてフォーカスしておりますが、楽天モバイルに乗り換えるメリットは

月々の支払(ランニングコスト)が安いだけでは無い

ということを最後に申し添えておきます。

 

 何度も記事にしておりますが、2023年6月より運用が始まった「Rakuten最強プラン」はパートナー回線のカバーエリアの拡充パートナー回線利用時の速度制限撤廃により

車内をWi-Fi化するには必要十分なエリア、回線速度

が実現されることになりました。

 特に、カバーエリアについては、WiMAX回線に比べ確実に広がっています。その上でこうして月々の支払金額にもアドバンテージが認められるならば、それはもう

楽天モバイルに乗り換えない理由が無い

という答えに帰結する訳です。

 早い段階での乗り換えを推奨はしますが、皆様にはそれぞれのご事情があるでしょう。しかし現在縛り契約に縛られているのならば、やがて訪れる

契約更新月

には契約の見直しは必須です。それだけは、どうか忘れないで下さいね。

 そして、その時は乗り換え先の候補の一つとして楽天モバイル「Rakuten最強プラン」を加えていただければ幸いと考えています。

※ 楽天グループのストックホルダーとして大損中の人間からの切なるお願いとも言えます・・・。

 

 

 

 

おまけ(補足事項)

 今回取り上げたWiMAX回線大手代理店の「当月末まで」で解約出来る締め切り日(デットライン)を一覧表にまとめましたので参考にして下さいね。

 いづれも業者も日割り計算を行っておらず、締め切り日までに解約手続きをすれば、翌月の請求はありませんし、解約手続きを完了させたとしても、その月の月末までは普通に利用可能です。

とくとくBB 20日まで とくとくBB 会員サポート
Broad WiMAX 25日まで Broad WiMAX お客様サポート
カシモWiMAX 20日21時まで カシモWiMAX よくある質問

 

最後までご覧いただき有難うございました。

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