はじめに
様々な規制が入り「テレビが面白くなくなった」と言われて久しいですが、人々は自分にぴったり合った(何でもアリの)番組に出会える
YouTube
や、その他ネット配信番組、映像コンテンツの視聴に流れていますよね。
また、ネット環境も整い始め、出先のカフェ、レストランの公共Wi-Fiや、スマホのギガ、モバイルルーターを用いて場所を選ばずに、いつでも、どこでも大好きな動画を楽しめるようになりました。つまり我々は「番組表」という時間からも、「テレビの前」という場所からも解き放たれたという訳です。
その結果、動画視聴の機会は第二のラグジュアリー空間といえる愛車の中へも及び、車内(助手席&後部座席)での動画視聴は当然の時代に突入しています。
こうした時代の要請からか、ネットやYouTubeには車内での動画視聴の方法についての解説が溢れています。しかし正直その内容の多くは
これがホントに最善策かな~?
というものも散見されます(※ 僕の個人的な感想ですが・・・ね)。
今回は巷(ちまた)で紹介されている車でYouTubeを観る方法について、僕個人の率直な意見を交えながら、今現在僕が愛車内で実践している
Fire TV stick & 楽天モバイル
による動画視聴環境がいかに効率的(利便性&高コスパ)であるかを順に解説していきます。
1 車内でYouTubeを観る方法の解説が多種多様に渡る原因
車の中でもYouTubeを楽しみたいと考えている方は大勢いらっしゃると思います。そんな需要が反映されて、その方法に関する解説ページや解説動画もネット、YouTube上にわんさか存在しており、
一体どれが一番なの~???
と迷われている方が多いですよね。そんな方が、今このページをご覧になっているのではないでしょうか。
そんなYouTube視聴方法難民が大量発生している原因を端的に言えば、車内の便利アプリの代表
Apple Car Play Android Auto
が、基本的に動画(YouTube等)視聴に対応していないからでしょう。
(1)Apple Car Play、Android Autoへの憧れ
ア スマホ連携の流行
スマホと車の連携の始まりはBMWであったと記憶しています。当時、近未来的ガジェットの代表格と言えるiPhoneとカーオーディオを接続し音楽を鳴らすというのが始まりで、本当にワクワクしたものです。
イ ユーザーの期待度(「使い始める前」編)
スマホはもはや自分の身体の一部と言っても過言ではないですよね。自分好みの壁紙に変えて、自分好みにアプリを配置して使い易さを追求しつつ、
- ある時はタッチ決済、コード決済によるお財布
- ある時はスケジュール手帳
- ある時は動画鑑賞
- ある時は道案内
- ある時はお店の予約、チケットの取得、ウバーの手配 etc.
もう、スマホの無い生活は考えられないです。
そんなスマホが今度は
自分の愛車と連携(融合?)
なんて凄い未来感があってワクワクしたものです。
自分専用にカスタマイズされた携帯の機能が、ドライブ中にも車のモニター上でタッチ操作で利用できるなんて、本当に素晴らしいです。
愛車にも、スマホにも愛着がある方(特に男性諸君が多いでしょう)は、この2大ガジェットが連携(融合)することにより、愛車が装(よそお)い新たに
自分専用機
に生まれ変わる感じがして期待度はMAX状態だったはずです。
実際に使い始める前までは・・・ね。
ウ メーカー側のメリット
Apple Car Play Android Autoによりスマホ内の地図アプリを車内のモニターに映し出し、尚且つそのモニター上でタッチ操作が可能となれば、もはやそれは
カーナビ
です。
ですので、欧州車はいち早く、カーナビレスでスマホ連携可能な純正ディスプレイオーディオ標準装備へと舵を切り、国産車もその傾向がますます強まっています。
しかしこの流れは、
車とスマホの連携を望むユーザーの気持ち
を第一に考えたものではなく、
カーナビレスによる販売価格のダウン↓↓↓
が、主たる目的である気がしてなりません。
販売価格を下げることが出来れば、消費者の購買に対するハードルも低くなり、結果販売台数UPが見込めますからね。
自動車メーカーには、車に必須のカーナビはユーザーのスマホに代用してもらい、その分車両の価格を下げで販売台数を伸ばそうというのが真の狙いであり、ユーザーの利便性を追求した結果が「スマホ連携」では無いと個人的には思っています。道案内はやっぱりカーナビに勝ものはありません。
カーナビの優位性については
で記事にしていますので、カーナビか?ディスプレイオーディオか?でお悩みの方は、是非ご覧になっていただきたいです。
こうしたメーカー側の思惑、ユーザー側の期待感が相まって、現在は「Apple Car Play」「Android Auto」に対応した自動車メーカー純正のディスプレイ付オーディオやカロッツェリア、アルパイン等のカーオーディオメーカーからもスマホ連携対応のディスプレイオーディオが販売されています。
(2)「Apple Car Play」「Android Auto」の真実
ア アプリ開発者側のスマホ連携に関する根本思想
車両に搭載されたディスプレイとスマホの連携は、
iPhoneならば「Apple Car Play」
アンドロイド携帯ならば「Android Auto」
というアプリがスマホとディスプレイの間の架け橋となる訳ですが、スマホ内の全てのアプリが「Apple Car Play」「Android Auto」に対応している訳ではありません【重要】。
アプリ開発の基本思想は、
車両を運転するドライバーをアシストする為
です。
なので、運転支援に繋がる地図アプリの他、ドライブのお供になる音楽再生アプリ、オーディオブックアプリ等が対応している訳です。
逆に言えば、これらに限られます。運転中に動画視聴は勿論、ブラウザの閲覧、ゲームなんてもっての他という開発思想に基づき、これらのアプリは当然のごとく非対応です。
この考えは徹底されており、信号待ちで停止中、完全停止の渋滞時についても考慮されておらず、特にアンドロイド携帯はAndroid Auto実行中、対応アプリしか動きません。信号待ち間にネットでの調べモノが不可です。
運転中これから行こうとしている店の定休日の確認や営業時間を確認したくなる時って日常茶飯事ですよね。現状、コレ出来ません・・・。
※ iPhoneはApple Car Play実行中であってもブラウザの閲覧、動画再生可能ですがディスプレイには表示されません。
分かり易く言えば、恩恵を受ける対象は
ハンドルを握っているドライバーだけ
(しかも、運転中の!)
で、助手席、後部座席に座っている人(奥様、お子様達)の利便性、快適性は一切考慮されていないと言う訳です。
イ ドライバーの思惑との乖離
前項の話で、早くも「Apple Car Play」「Android Auto」開発者と実際のユーザーとの間に意思の相違があることが判明しましたが、最大の問題は
動画視聴の扱い
です。
「Apple Car Play」「Android Auto」は、説明してきたとおり、その使用の対象は
車両を運転中のドライバーのみ
として開発されていますので、基本的に脇見運転を誘発しかねないYouTube、Prime Video、Netflix、ディズニープラス、Hulu、DAZN等の動画視聴アプリは例外なく非対応の措置が採られています。
しかし、この辺りのネガティブな部分はあまり触れられず、セールス時に全面に押し出されるのは、車両のディスプレイ付のオーディオユニットとスマホを連携して、
スマホの地図アプリを車内で表示!!!
モニタータッチで、直観的に操作できますよ!!!
スマホの地図アプリなら常時最新地図で、リアルタイムで渋滞情報Get!!!
高価はナビはもう必要ありません!!!
というものではなかったですか?
確かにこの内容、間違いではありませんが、どうか冷静になって下さい!ナビを使う場面って年に何回ありますか???車通勤時には全く必要ないですよね。
古い地図であっても(最新の地図じゃなくても)、目の前に新しい道があれば、目的地に向かって突っ切るだけです。そのうちにリルートされます。
渋滞情報だって連携していない方(スマホ単体の方)が得やすいかも?です。
つまり、バックモニターの義務化によって車内に設置されることになったモニターに映し出したいのは多くの場合、アプリの地図ではなく、
YouTube等の動画
なんです。スマホ連携で音楽もいいですが、せっかくそこにモニターがあるのならば、YouTubeでミュージックビデオを流したいんです!!!奥様や子供たちの為にドラマやアニメを流したいんです!!!だって
自宅リビングでテレビがあるのにわざわざ音声のみのラジオを聴こう
とは思わないですよね。それは、車の中でも同じです!!!
しかし、「Apple Car Play」「Android Auto」で動画視聴がは非対応になっている・・・。これが悲しい現状なんです・・・。
こうしたユーザーの想いを置いてけぼりにし、「Apple Car Play」「Android Auto」対応のデバイスは、カロッツェリア、アルパイン等の車載オーディオメーカーがこぞって販売を強化していますし、メーカー純正オーディオにも広がりを見せ、実際使い始めたものの
なんか、思ってたのと違う・・・
というユーザーが大量発生している訳です。
2 ネットで取り上げられている車内でYouTube視聴方法
「Android Auto」「Apple Car Play」の動画見れない問題の回避方法として、盛んに取り上げられているのが、以下の方法ではないでしょうか。
(1)新しいデバイスの利用
ネットやYouTubeでは、車内で動画を観る為の神グッズとして
〇〇キャスト
なる商品が盛んに紹介されています。
※ Google製のChromecastのことではありません。
これらの商品は、言ってみれば画面の無いAndroid端末で、車内の「Android Auto」「Apple Car Play」対応モニターに接続することにより、その画面にAndroidタブレットの機能を再現するデバイスと言えます。
「Android Auto」「Apple Car Play」対応モニターでないと(おそらくタッチ操作が動作せず)利用できませんが、利用可能ならば、車内モニター上にアンドロイドタブレットが表示される訳ですから、走行中であっても一切の制限を受けません。普段使っているタブレットで出来ることが全て出来ます。なんならゲームアプリも動きます。
これって「Android Auto」「Apple Car Play」対応の車内モニターを導入したものの
動画観れないのか~
なんか、思ってたのと違う~
と絶賛落胆中の人にしてみれば、ケーン!!!と叫ばれた感じの
逆転!神Goods!!!降臨。
正に、
救いの女神様
に見えるでしょう。せっかく導入した「Android Auto」「Apple Car Play」対応モニターが有効活用される道が開かれた訳ですから。
但し、それなりのお値段はいたしますけどね・・・。
それでも飛びついちゃう方もいらっしゃるのではと推察します。だって、この手の商品を紹介しているYouTube動画は、
この「〇〇キャスト」の商品紹介だけに終始
し、他のデバイスや他の方法との比較は一切していませんからね。まあ、当たり前と言えば、そうなんですけどね。
(2)脱獄ソフトの利用
これは、自由度の高いAndroidスマホのAndroid Autoに限った手法ですが、Googleストア以外から
Android Auto上で動く動画再生アプリ
を直接ダウンロードしAndroidスマホにインストールする方法です。
Android Autoを無線接続するデバイスの購入者に、その購入特典として配布されているモノや、サイトから直接ダウンロードできるモノ等、Android Auto上でウエブページの閲覧が可能となり、ウエブ上で動画再生を可能にするアプリ等、色々出回っていますが、これらはどんな不測の事態が発生しても
全て自己責任
という覚悟で行う必要があります。常にスマホの文鎮化リスクと隣合わせということです。
(3)スマホ画面のミラーリング
車内モニターとスマホを有線、若しくは無線で接続しスマホ画面を車内モニターに映し出す方法です。
スマホに外部出力できる能力が備わっている必要がありますし、モニター側にもHDMIの入力ポートがある必要があります。
また、あくまでスマホ画面をモニター側にも映し出すだけですので、(タッチセンサー付きのモニターであったとしても)モニターをタッチしての操作は出来ません。操作はあくまでスマホ側になるんですよね~。
3 前項で紹介した動画視聴方法に対する(個人的)意見
(1)新しいデバイス利用に対する(個人的)意見
これらの「〇〇キャスト」なるデバイスを実際に購入しての意見では無いことを最初にお断りしますが、車内のモニターをAndroidタブレット化すこれらの商品、個人的には大好きです。
ハンドルを握りながら、もう片方の手で横のモニターを指でタッチ、スワイプさせての操作は、子供の頃観ていたSF映画のスーパーカーが現実のモノとなった訳で、ワクワクを隠しきれません。
僕も愛車のセンターコンソール部分に、はなからAndroidが内蔵された中華性ディスプレイオーディオの購入を真剣に考えた位でした。
しかし、こんなAndroid好きの僕であっても車内で動画を観る為に〇〇キャストなる商品の購入は強くはおすすめしません。以下はその理由を述べさせて下さい。
① 操作感のレビューを警戒
YouTubeの紹介動画を観る限り、その動作はやはり、通常のスマホやタブレットほどヌルヌル、サクサクには見えません。紹介しているYouTuberさんも、その動作について
許容できるレベル 等
と表現されていることが多いです。
ですので現時点(2024/2)では購入は時期尚早ですし、その他に良い方策(Fire TV stickの利用)があるとしたら、尚更ですよね。
② タッチ操作よりも音声操作
車内モニターがAndroidタブレットになって全ての動作が画面タッチにより行うことが出来るのはいいのですが、それでも検索時の文字入力は非常に手間です。
そこで、アレクサを呼び出したくなりますが、
車内モニターにマイクの装備があるのか
装備されていたとしても、そのデバイスのコントロール下にあるのか
YouTubeの商品紹介動画でこの音声検索の件(くだり)が触れられておらず、音声検索非対応?かもしれません。デバイス同士の相性問題もありますしね。
しかし、後でおすすめするFire TV stickは、バッチリ
音声 & リモコン 操作可能
です。この音声と、凸凹のリモコンボタン操作の方がドライブ中は適しているんです。凸凹のおかげでコントローラーを盲牌できますから、視線は常に前を見据えつつ操作を完了することが出来るんです。
③ コスパ面
車内モニターをAndroidタブレット化するこれらの商品、正直、物欲をガンガン刺激され続けています。しかし、それなりのお値段となるんですよね(4万円代となっています)。
一方、後に紹介するAmazon Fire TV stick 4K MAX 第2世代。現状スティックタイプの最高スペックモデルになりますが、それでも1万円以下で購入可能です。
車内のモニターで動画を観たいという願望を叶えながら、
実際操作もし易い
動作もサクサク!
尚且つ
コスパに優れている
のなら・・・。選択すべきはどちらであるかは明白ですよね。
(2)脱獄ソフトの利用に関する(個人的)意見
正規のソフト以外をインストールするだなんて考えられない!!! なんて、全く思いません。「脱獄」「魔改造」なんて言葉はむしろ大好きです。
しかし、これらは色々試した後の最後の最後の手段とするべきで、いの一番におすすめする方法ではないです。
のっけにスマホが文鎮化してしまったら・・・。最悪ですからね。
(3)ミラーリングに関する(個人的)意見
最近のメーカー純正のディスプレイオーディオや社外品のディスプレイオーディオは勿論のこと、カーナビにもHDMI入力端子は備わりつつあり、ミラーリングは以前より簡単に出来るようになりました。
しかし、このミラーリング、スマホやタブレットの画面をそのまま車内モニターに忠実に映す訳ですが、スマホの解像度、アスペクト(縦・横)比と車内モニターのそれらがピッタリ一致していることなんてまずありません。実際ミラーリングしても
余白の多い、しまりの無い画面
になることがほとんどです。
それに、操作あくまでスマホ側で行う必要があり、すなわち手に把持して、画面を注視して行う必要がありますが、この行為は道路交通法違反に該当します。何より危険ですから絶対的NG行為です。
なので、おすすめは出来ませんよね~。
3 そもそも「Android Auto」「Apple Car Play」に拘る理由は?
車内のモニターをタッチして自在に操る感覚に憧れて「Android Auto」「Apple Car Play」を導入された方、導入しようとしている方、指先のタッチ操作が抜群に効果を発揮する瞬間って、ズバリ
地図アプリを操る時
なんです。
地図アプリを操作する時、すなわち、
拡大、縮小、スワイプしての進行方向の確認 等
普段のスマホ、タブレットの操作が車内モニター上で出来るのは間違いなく最強です。
家族旅行等、土地勘の無い場所へのドライブの際は「Android Auto」「Apple Car Play」による地図アプリを利用は大正解といえます。
一方、動画を観る(選ぶ)際は画面のタッチ操作が必ずしも抜群に適しているとは言い難いです。僕の経験上、(Fire TV stickの)コントローラーの物理ボタン&音声検索に勝ものはありません。
なので、動画(YouTube等)視聴に関しては「Android Auto」「Apple Car Play」や画面のタッチ操作に対する憧(あこが)れ、拘(こだわ)りはスパッと捨て去るのもアリかもですよ。
4 自身のスマホ利用に拘る理由は?
脱獄アプリを自身のスマホにインストールする方法やミラーリングの方法に未練がある方にお尋ねしたいことがあります。
YouTube等の動画視聴に際し、自身のスマホ利用する理由は何ですか?
もし
チャンネル登録してるし
新しい動画がUPされると通知されるし
という理由なら、どうぞ安心して下さい。
後程解説する「Fire TV stick」ですが、自身のGoogleアカウントで利用すれば、いつもの環境になり、自分好みのチャンネルがトップページに溢れ(返り)ます。勿論通知も届きます!
僕の場合、ビタ止めチャレンジで埋め尽くされます・・・。マジで・・・。
それに、ドライブ中、自身のスマホは出来る限りフリーにしておくのがベストというのが僕の考えです。
先にも少し話ましたが、ドライブ中であっても咄嗟の調べモノって結構ありますよね。その為にスマホはフリー状態の方が検索や彼女や奥様からのLineにもサッと対応できます。
※ Apple Car Play、Android Auto共にLineは利用出来る様になりました。これはコレで良し悪しの部分があると思いますが・・・。
5 当ブログで紹介する最適の方法
ここまで読み進めてこられた方(本当に感謝しかありません)は、じゃ最適ほ方法とは?と思われていますよね。ここからは、僕の車内の環境を紹介していきます。
すでに、何度もお伝えしてきていますが、僕がお薦めする車内でYouTube等の動画視聴する方法は、
Amazon Fire TV stick
を利用する方法です。
この商品は、ネット接続必須のストリーミングデバイスで、自宅リビングのテレビに接続し、自宅のWi-Fiを利用して、大画面でYouTube等のネット配信動画を観る為のガジェットですが、これを車内のモニターで利用するという発想です。
ですので、走行中、停止中一切関係なく、YouTubeを始め、Prime Video、Netflix、DAZN、Abema TV、ディズニープラス等、あらゆる動画配信コンテンツを楽しむことができます。
車内にFire TV stickを導入した感動は、
で記事にしています。
そして、ここからは、記事の前半で紹介した車内でYouTube等の動画を観る様々な方法と、Fire TV stickを利用する方法とを比べその優位点を改めて列挙いたします。
(1)コスパ面
車内モニターをAndroidタブレット化する〇〇キャスト等の商品はおよそ40,000円~50,000円します。一方、Fire TV stickはシリーズ中の最高スペックモデルである
Fire TV stick 4K MAX 第2世代
であっても、ギリギリ1万円以下の9,980円(税込み)です。
(2)導入のハードルが低い
〇〇キャスト等のデバイスは、モニター側が「Android Auto」「Apple Car Play」対応モニターである必要があります。一方Fire TV stickはモニターにHDMI入力端子が有れば利用可能です。
メーカー純正のバックモニター兼ディスプレイオーディオの場合は、ダッシュボードやコンソールBOX内にHDMI端子が設けられているケースが多く、そこに差し込めは即利用開始可能です。
※ 別途USB端子等から電源を確保する必要があります。
(3)操作面
Fire TV stickのリモコンとアレクサによる音声検索により、一切脇見せず、前を向いたまま、つまり運転中であっても目的の楽曲、動画に辿り着けます(しかし危ないので、操作は信号待ちで行いましょう)。
基本的には、Fire TV stickのリモコンの先端部分の「アレクサ」ボタンを押しっぱなしで
アレクサスタンバイ状態
になりますので、あとは話かけるだけです。アプリの起動も音声操作可能ですし、楽曲のスキップも「次の曲にして」でOKです。
(4)サクサク動作
基本画面は、Amazonが開発したFire OSですので、Androidのようなアプリのアイコンが並んだものではありません。
Fire OSはタッチ操作を想定していないので仕方ないですが、この基本画面(ユーザーインターフェイス)は好みが分かれるところです。しかし動画が始まってしまえば関係無いとも言えます。
それに、OSからデバイスからAmazonで一括開発されていますので、その動作は快適そのものです。動作がモッサリであったばかりに、視聴したい動画を選び切る前に、信号が青に変わり車列が動きだしてしまうのは相当なストレスになりますからね。
車内で利用するデバイスの動作は、キビキビ、サクサクが大前提です!!!
(5)自動起動&置きっぱなし運用可能
Fire TV sitck本体には物理スイッチは有りません。車のエンジンONで勝手(自動)に起動します。また、バッテリーレスですので、灼熱の車内に置きっぱなしでも爆発の危険がありません。
車に乗り込む度にコートを繋ぐ必要があるスマホ連携とは雲泥の差があります。
(6)自身のスマホはフリー状態
音楽、動画再生のエンタメ部門はFire TV stickが一手に引き受けてくれますので、自身のスマホはフリー状態にしておけます。咄嗟の調べモノやLineのレスポンスも上がります。
繰り返しになりますが、Androidスマホの場合、Android Auto起動中、動作出来るアプリは、Android Auto対応アプリに限られます。
6 よく抱き合わせで紹介されている通信機器
車内で動画を観る方法として〇〇キャストなる商品を紹介する中で、併せて「買い切りタイプ」のモバイルWi-Fiについても紹介されているケースがあります。
どんな方法であってもYouTube等の動画視聴する際は、通信環境が必要ですからね。視聴者のことを考えた体(てい)を取りながら、「おススメのモバイルWi-Fi」として紹介されていますが、この「買い切りタイプ」商品の特徴としては、概ね
モバイルルーターは買い切りで、契約不要、縛りなし、ルーターの返却不要
ルーターを購入した段階で予め〇〇GBのデータ通信可能
月額基本料金なし
データを使い切った後は、追加でギガをチャージ
三大キャリアの中で、繋がりやすい回線を自動で選択
ギガの有効期限は1年
というもので、更に
届いたらすぐ使える
バッテリーレスなので車に置きっぱなしでOK
使わない月は、利用料金「0円」
と紹介されています・・・・。
しかし、僕の個人的な意見としてツッコミを入れると、下記のとおりです。
(1)「契約必要なし」で個人情報が守れます
「契約必要なし」とは言え、ネット通販で購入すれば、住所、氏名、電話番号は業者に知れ渡る訳で、追加でギガを購入する際に、クレジットカード決済することになるでしょうから、個人情報の管理は業者を信頼してお任せするしかありません。
(2)「届いたらすぐ使える」
今日日(きょうび)のこの手のモバイルルーターは、届いたら直ぐ使えるでしょ。まあ、
AP(アクセスポイント)設定不要
と言いたいかもですが、車内のWi-Fi化を考える人にとって、ルーターのAP設定なんて、もはや造作も無い作業なのでは?
(3)「バッテリーレスで車に置きっぱなしでOK」
バッテリーレスで、膨張、爆発、発火のおそれ「無し」ってことですが、確かにそのとおり、でもそれって、常に車の電源に繋げていないと利用できないということでしょ?メリットなのかな~?バッテリー付のモバイルルーターだったらカフェやファミレスでも利用できるのに・・・。その方(バッテリー有りの方)が利用シーンは格段に広がりますよね。
(4)「使わない月は、利用料金0円」
そもそも、この手の商品に興味がある人が、ひと月全く利用しないなんて無いでしょ。修行僧にでもなって山籠もりとかしない限り・・・。車の中でもガンガン動画を観たいという人こそが求める商品でしょうから、あっという間にギガを消費してしまうのでは? そして、追加のギガの購入を迫られることになり、その価格設定は概ね
10GB ~ 100GB
1,500円 ~ 7,000円位
という感じです・・・。
僕は現在、楽天モバイルをモバイルルーターで運用していますが、月のデータ使用量はだいたい150~200GBです。お仕事が長距離トラックのドライバーですからね。もし、この手の「買い切りタイプ」のWi-Fiを使っていたら、
10,000円~14,000円
になってしまいます。
現在お世話になっている楽天モバイルはどれだけ使っても、MAX3,278円ですから本当に助かっています。
7 お薦めのWi-Fi回線は
現状、車内のWi-Fi化するのに適した回線は、
楽天モバイル最強プラン 一択
と断言できます。詳しくは、
を読んでいただきたいのですが、端的に言えば、車内の利用のメインとなる動画、音楽を演奏する際、その再生デバイスには、再生しつつ、少し先のデータも取得する
バッファリング機能
が備わっており、多少回線が途切れたとしても、先行取得したデータで音楽や動画が止まることはありません。
なので、現状、回線品質が(他の3社に比べ)劣っている楽天モバイルであっても、車内をWi-Fi化する為の回線としては
及第点
に達しています(というのが僕の個人的感想です)。というか、全く問題を感じていません。
つまり、docomo、au、SoftBank回線は、月額料金も高く設定されているだけあって、音声通話も途切れない程の上質な通信環境が構築されていますが、車内をWi-Fi化するには、十分過ぎ(オーバースペック)回線となっているんです。
また、車内でも音楽、動画を愉しみたいという人は、自覚は無くとも
常にネットに繋がっていたいヘビーユーザー
と言えますので、そんな人には、どれだけデータを使ったとしても月額3,278円の楽天モバイルが最良の選択と断言できます。
8 本日のまとめ
長々とお話ししてきましたが、車内でYouTube等の動画を愉しむには、
Fire TV stick & 楽天モバイル
が
最強タッグ
であることが分かっていただけましたでしょうか?
バックモニターが車の必須装備となり、車内にモニターが常設される様になったことから、今後もますます車内のエンタメ化が進んでいくと思います。せっかく車内にモニターが設置された訳ですから、ガンガン動画を流しながら楽しくカーライフを満喫しましょう!!!ぜひお試しあれ!!!
最後までご覧いただき有難うございました。
コメント