新名神鈴鹿パーキングエリアは、充実のパーキングエリアですが、少しでもF1に関心のある方なら絶対に寄るべき聖地でもあります!!!
全国のトラックドライバーの皆さんこんにちは。トラックの車内の快適化にこだわりながら、日々運行しておりますtake(テイク)と申します。トラックドライバーにとってサービスアリア、パーキングエリアは正にオアシスですよね。
でも、昨今のこうした駐車、休憩施設は「ハイウエイオアシス」と名乗りながらも、なんだかレジャー施設化し、顧客ターゲットが職業ドライバーから
一般(家族連れ)ドライバー重視
に変わってきている様に感じ、我々トラックドライバーには「オアシス」と言い切れないのではとの思いもあります。
関東エリアではありますが、東名高速道路の
鮎沢パーキングエリア(上り)
の様な
トラックドライバーに優しい施設
も残して欲しいですし、むしろ、そっち(トラック野郎)に全振りした施設も作っていただけないでしょうかね~。
そんな流れの中、本日紹介する新名神の上り、下り共用の鈴鹿パーキングエリアは、職業ドライバーのこともキッチリ考えて作られている素晴らしい施設で、尚且つ地元色が色濃く出ていますので、特に中部圏以外にお住まいの方に立ち寄ってもらいたい施設になっています。
1 鈴鹿パーキングエリアの概要
2019年3月17日 新四日市JCT~亀山西JCT間が開通し、鈴鹿パーキングエリアも
上り、下り共用のパーキングエリア
として営業を開始しました。ですので、施設自体はまだまだ新しく、めちゃくちゃ綺麗です。
2 鈴鹿パーキングエリアの良いところ
循環型駐車場構造
多くのサービスエリアやパーキングエリアの駐車場の形態は、混雑時に駐車スペースを見つけられない場合、そのまま施設を出て本線に合流しなければなりません。つまり、
駐車場を見つけるチャンスは一度
しかありません。
出典:ルパン三世 First「脱獄のチャンスは一度」より
しかし、新し目の施設で、たっぷり敷地面積がある場合は、
車両の循環ルート
が設けられており、駐車スペースを発見出来なくても、循環ルートを通り、施設の入り口付近に戻ることが出来、再度駐車スペースを探すことが出来ます。
ここ、鈴鹿パーキングエリアも循環型の駐車場となっています。
大型車両の駐車スペースは飽和状態の場合が多く、こうした循環型の駐車場構造はトラックドライバーにとって非常に助かります。
※ 中央道の駒ヶ岳サービスエリアも最近(2022/8)敷地内の樹木が伐採され駐車場の改修工事が行われた結果、循環型駐車場へと生まれ変わりました。本当に有難いことです。NEXCO中日本さんに感謝ですね。
シャワー施設あり
9分間 200円(一時停止可能)のシャワーブースが3室有ります。
脱衣場のスノコの上に敷く簡易足マット的な布もその都度清潔な物を使える様に多数用意(一人一枚ですが)されておりますし、女性用のシャワー室もあります。
本当に素晴らしい気遣いですね。いつも感謝しております。で、僕がよく利用する時間(午後8時頃)がお掃除の時間帯なのか、お掃除をしてくださるおば様と鉢合うことがままあるんですけど、非常に人懐っこくて、そのやりとりでまた癒されて、シャワーでリフレッシュ出来て最高なんです。
コンビニ有り
コンビニ有りということは、即ち24時間買い物可能という訳ですから、「ありがたい」の一言ですね。入っているコンビニはセブンです。
フードコードも営業店舗は限られますが、24時間飲食可能です。
地元密着型の商品展開
パーキングエリアの所在地が三重県鈴鹿市ということで、松阪牛の串焼きや赤福餅を強力に推してきます。いづれも「ザ・三重県グルメ」ですが、僕のおすすめというか、一度召し上がっていただきたいのが、「伊勢うどん」です。
うどんのコシという概念に真っ向から喧嘩を売ったその食感を是非一度体験して欲しいんです。きっと好き嫌いが分かれると思いますが、人生何事も経験ですから、もしかしたら貴方にとって芯を喰う食感かも知れませんからね。
3 鈴鹿パーキングエリアのF1ファンにとって堪らないポイント
日本におけるF1の開催地の代表格は「鈴鹿サーキット」であると誰もが疑いようのない常識となっていますが、そのお膝元を通る新名神に建設された
鈴鹿パーキングエリア
は文字通り
F1色、ホンダ色、8耐色
を全面に押し出した施設となっています。
提示物に感嘆しよう!!!
パーキングエリアた建屋の入り口は展示ブースとなっており、F1関連の品物が展示されています。過去にはF1カーが展示されていたこともありましたし、現在(2022/8)はホンダが過去、F1チームに供給してきたエンジンが三基展示されています。
中でも、アイルトン・セナとアラン・プロストが同じチーム「マクラーレン」に所属しながら、他のチームの追随を一切寄せ付けず、二人で孤高のチーム内バトルを繰り広げることとなった1988年シーズンに投入された名車
マクラーレンMP4/4
画像引用先:F1 Gate-com
に搭載されていたツインターボエンジンを間近で見ると感慨深いものがありますね。
なにしろ、アイルトン・セナを初のワールドチャンピオンに導いたエンジンですからね。それを決めたのが、1988年の日本グランプリ、鈴鹿サーキットでの出来事でした。
有名F1ドラバーの手形に触れてみよう!!!
パーキングエリアの正面入り口の、展示物の横に、3名のF1ドライバーの手形が飾ってあります。
現在(2022/8)のご時世、ベタベタ触るのは控えた方がいいかもですが、世界最高峰のレースカテゴリーで勝負を繰り広げるドライバーの等身大手形を間近で見ると、
どこか遠い出来事にも感じるF1も身近に感じる
ことが出来ます。
マックス・フェルスタッペン
画像引用先:F1 FORMULA1-DATA
2021シーズン、24歳の若さで初のワールドチャンピオンに輝いた、アイルトン・セナの再来との呼び声高いオランダ人。
異次元のドライビングテクニックと、やんちゃ小僧っぽいその風貌とのギャップが堪らなく、目の肥えたF1ファンを魅了して止みません。
ルイス・ハミルトン
引用先:F1 RORMULA1-DATA
ワールドチャンピオン7回を誇る絶対王者。それまでミハエル・シューマッハが持っていたワールドチャンピオン獲得回数、グランプリ勝利数、ポール獲得回数、出場レース数、等数々の生涯成績に並び塗り替え続ける男(現在進行形)。
マシンの状態を的確にエンジニアに伝える能力にも長けており、正にメルセデスと共にハイブリッド化以降のF1をけん引してきました。強すぎるが故に「ヒール」の役回りとなる場面がありますが、そこは演出であると思いたいです。
バルテリ・ボッタス
画像引用先:F1 FORMULA1-DATA
2021シーズンまでは、メルセデスに所属しハミルトンに続くセカンドドラバーとして不遇のキャリアを消化しているように映りましたが、2022シーズンからはアルファロメオに移籍。
トップチームからミドルクラス以下の戦闘力のチームへの移籍は、「都落ち」とも言えましたが、豈図(あにはか)らんや、シーズンが始まると何かから解き放たれたかの様な、のびのびとした走りとアルファロメオマシンの戦闘力向上も相まって、予選ではハミルトンより上位グリッドを獲得することも。
風貌は、森の熊さんを擬人化した感じの愛されキャラなんですが、展示されている手形を是非見て下さい、そのキャラクターそのままに、そのお手手が可愛らしいのなのって!!!親しみが湧きまくりです。
気分が高まったら、グッズ購入でLet’s散財!!!
トラックドライバーの仕事って、悲しいかな長時間勤務になりがちですよね。別に運転自体は苦ではなく、むしろ楽しくもあるので全然気にならないという方が多いのでと思います(じゃないと勤まらない説もありますが)。
こうして勤務時間が長いとゆっくり買い物して回るという機会が少なく、散財シーンは飲食ばかりになっていませんか?それも大事ですが、頑張って働いた分、少々趣味にお金を遣ってもバチは当たりませんよ。
僕は、マックス・フェルスタッペンが所属するレッド・ブルレーシングのポロシャツ
観賞用
に買っちゃいました。シートの入れ替わりが激しいF1ですが、フェルスタッペンとレッド・ブルは一心同体で2028シーズンまでの長期契約を結んだばかりですから、僕も思い切って買っちゃいました。
購入したポロシャツは車内に飾っています。サッカーファンが贔屓のチームのユニホームを集めるのに似ているでしょうか?
何より、自分の好きなモノに囲まれての生活は、心がウキウキし、当ブログのメインテーマである
車内空間の快適化
に繋がります。
パーキングエリアの一角に設けられているグッズコーナーは、ホンダがエンジンを提供していた「レッドブル」「アルファタウリ」に偏った傾向にあることは否めませんが、日本人ならば、
- ホンダエンジンのパートナー「レッドブル」チーム
- 日本人ドライバー 角田裕毅選手が所属する「アルファタウリ」チーム
を是非応援したいですよね。
本日のまとめ
フジテレビ系列で日曜の深夜にF1放送があった頃、ホンダエンジンがF1界を席巻していた時代を知っているご年齢の皆さんは特に是非機会があれば鈴鹿パーキングエリア訪れて欲しいです。
上り、下り共用なので、立ち寄るチャンスは上り、下り個々の施設より2倍有る訳ですし、循環型駐車場となっていますので
大型車両でも駐車できるチャンスは多い
です。
お話してきたとおり、F1関連の展示物も更新されますし、定期的に訪れてみたいパーキングエリアの一つであることに疑いの余地はありません。
最後にトラックドライバーにとってのF1の魅力を語った「車内でDAZNのF1聞き流しが超おすすめ」の記事もご覧になっていただけると幸いです。
ご愛読に感謝致します。
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