トラックドライバーさんへ!車でDAZNのF1聞き流しは、超おススメです。

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トラックで運行中、DAZNでF1聴き流し。本当に楽しいですよ。

 

さんこんにちは。トラックドライバーとして働きつつ皆さんにトラック車内環境の快適化についてご提案をさせて頂いていますtake(テイク)と申します。本日は見出しにあるとおり、

DAZNでF1を聞き流し

が、超楽しくてワクワクするという話ができればなと思います。

 まず、運転中ですので、画面を注視することはできません。なので、「聞き流し」という方式になるんですけど、これでも超楽しくワクワクするんです。それではその理由を順に説明していきますね。どうかこの気持ち、皆さんの心に届く様に語っていきたいと思います!

トラック運行中のF1聞き流しのメリット

眠くならない

 F1ドライバーが必死に運転している状況が伝わってくると、自分もハンドルを握っていることから

出典:「新世紀エヴァンゲリオン」より

シンクロ率が爆上がり

です。とても他人ごととは思えません。観るにつけて贔屓のチームやドライバーが出来てくると、それは更に上がります。

放送時間が夜中 リアルタイム

 F1の多くはヨーロッパの各地その他、中東、アメリカ、日本を転戦します。決勝スタートは現地時間午後3時が多いのですが、ヨーロッパや中東は時差の関係で日本時間ですと、

午後10時だったり午後11時

で夜間運行のドライバーにはちょうどガッツリ聴ける時間になります。

運転がより一層楽しくなっちゃう

 

 今の大型車両は最高速度が制限されていて、どの車も似たり寄ったりの速度ですよね。そんな状況ですので、高速道路でサイドバイサイドが長く続くと、勝手に自分で、「並んだー!トラクションの掛かりはどっちだー!」などと実況して遊びたくなっちゃいます。というか、いつもやってます。

聞き流しで十分な理由

レギュレーション(ルール)変更

 フジテレビ系列の地上波で深夜にF1の放送があった当時は観ていたという人も多いのではないでしょうか。僕も知ったかで語っていますが、実はフジテレビが地上波を放送しなくなってからは遠ざかっていました。※ですけど今は、YoutubeにあるF1総集編なるもので空白期間も補完済みです。

ですので、一番盛り上がっていたプロスト、セナ、マンセル全盛当時1980年代後半から1990年初頭頃と比べての変更点を簡単に説明していきます。

 この説明をすると、なんだか、つまんなそーという感想を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、全然そんなことありません。観ればハマります。

給油

 現在本戦レース中の給油は禁止されています。ですので、以前のようにスタート時に燃料を軽くしてスタートダッシュを決めるスリーストップ作戦はありません。更に、レース終了後に、1リットル以上の燃料をサンプル燃料として残す必要がありますので、ゴール直前でガス欠というシーンは本当に見かけなくなりましたね。

タイヤ

 現在F1へのタイヤ提供はピレリ1社となっていますので、シーズン開幕前にチームがどのブランドのタイヤを選択するかという楽しみが無くなりました。

 しかし、FIAはピレリに対し、あえて性能劣化しやすいタイヤをオーダーしており、レース中にドラマが発生しやすい状態になっています。

 タイヤの種類は、ソフト、ミディアム、ハードのドライ3種類と、ウエットとインターミディエットのレインタイヤ2種類の合計5種類で戦います。詳しくは割愛しますが、一つのレース(フリー走行、予選、決勝全部込み)で提供されるタイヤに限りがあり、フリー走行からチーム戦略が垣間見えて面白いですよー。

※ 10以上前からタイヤメーカー各社は決勝レース500キロ以上を一度もタイヤ交換することなく、最初から最後まで最高のパフォーマンスを発揮して走破できるタイヤの開発に成功していますからね。レースに面白みを加えたいFIAと、最新・最強の技術をF1の場で披露して世界のマーケットにアピールしたいタイヤメーカーとの間に齟齬が生じ、ブリシストン、ミシュラン、ダンロップなどの撤退につながったのだと思います。

DRS

 Drag Reduction Systemの略で、直訳すると、引っ張る力(ダウンフォース)を減らす機構が各マシンに装備されています。

 簡単にいうと、いつもはダウンフォースを得る為に斜めに傾けているリアウイングを水平に開放して、抵抗を減らすことによってMAXスピードを上げる機構です。

 しかし、このDRSはいつも使える訳ではありません。各コースのメインストレートやバックストレートなど、あらかじめ決められた直線区間のみ発動できる装置で、さらに前車との差が1秒差以内の場合だけです。

 つまり、後続車両のみが使える機構で、オーバーテイクを演出しやすいように考えらられたものです。

ハイブリットエンジン

 現在は電気モーターとガソリンエンジンのハイブリットエンジンとなっており。名称もパワーユニットと呼び方を変えています。更に、ブレーキ制動を電気に変えるエネルギー回生システムの搭載も義務づけられており、年々F1マシンの性能は上がり続け、毎年の様にコースレコードが塗り替えられています。

※ 現在のFIAは「マシンを速くさせ過ぎない」というのも役割の一つになっています。

チーム戦略の重要度のアップ

 説明してきましたとおり、今のF1は、先行する車の後ろに着けば少々マシン性能の劣る車であっても追い抜きは可能です。

 ですから、チームはレース中にタイヤ交換のタイミングを計って、先行車両に追いつく(DRS使用可能な状況を作りだす)戦略を練ります。

 

 先行車両のタイヤの消耗具合、燃料の残り具合、時にはチームのセカンドドライバーをあえてコース上に残して、ピットストップで一時的に順位の下がった相手車両の追い上げをブロックし、その間にタイヤ交換を終えたエースドライバーが猛烈に追い上げたりします。

 ドライバーの腕と腕の勝負も重要ですが、チーム戦略の要素も高まったと言えます。

 以前のF1は、ドライバー個々のテクニック競争で、追い越しは一瞬の刹那的な出来事でしたが、今は戦略を積み上げて、積み上げて、最終的に一歩前に出るという、オーバーテイク一つ一つが

練り込まれたストーリー

になっているんです。

 ですから、実況も、「今、一周ごとにコンマ2秒縮まっています。おそらくあと〇周でDRS圏内(1秒以内)に入ります。トップを行く〇〇その時はすでにミディアムで〇〇周走った計算になりますので、ヘタり(性能劣化)も始まるでしょいうからかなり厳しいですね。」という未来予想図を示してくれて、その通りにレースが進むかどうか、先行するチームがその打開策を打ち出すのか、実況を聴いているとホントにワクワク、ハラハラが止まらないですよ。

 それに、ドラバーも後続車にDRSを使われた時は必要以上にブロックをしない傾向(原則、車線変更によるブロックは一回まで)にあります。なので、つまらない意地の張り合いで無用な接触を起こして2台共リタイヤというシーンも減りました。決められたルール内で正々堂々とレースをするという傾向が強く気持ちよく観れますね(いや、聴けますね)。

予選の方式も変更

 ノックアウト方式と言って、20台が一斉にタイムアタックをして、下位5台が脱落します。これをQ1と言います。残った15台で再びタイムアタックをして、更に5台が脱落(Q2と言います)、残った10台で再びタイムアタック(Q3と言います)。そのダイム順に決勝レースのグリッド(並び順)が決定します。

 ここで、一つ面白いルールがあって、上位10台は、Q2で使用したタイヤで決勝レースをスタートする必要があるというものです。

 先程、ドライタイヤの種類をソフト、ミディアム、ハードと言いましたが、言葉どおり、ソフトはグリップ力が強いですが、反面タイヤ寿命が短いという欠点があります。ハードはその逆です。ですので、ソフトは予選向きのタイヤで、決勝レース向きではない傾向があります。

ですので、Q2のタイヤチョイスが悩みどころです。上位10位に入ってQ3に進みたいという大前提があるのですが、出来れば明日の決勝はソフト以外のミディアムかハードを履いてスタートしたいので、これらのタイヤでQ2のタイムを出したい。

 ですけど、はやりミディアム、ハードはソフトに比べタイムがタイムが出にくく、10位に入れないかもという危険と隣合わせになります。もしQ3に進出できなければ、10位以下のグリッドが確定してしまいます。そのジレンマが、聞いているだけで楽しいですね。

 実況、解説の方が矢次早に、「〇〇チームはソフトです。〇〇はミディアムを選びました。」と伝えてくれますので、こっちの情報処理も追いつかない感じですけど、まー観続ける内に各チームのパワーバランスの並びを覚えちゃいますので、「おっ、勝負に出たな」と、瞬間に分かるようになります。

※ 現在は10チーム20台で争っています。

※ 訂正とお詫び 2022シーズンより、Q2でタイムを出したタイヤで決勝をスタートするというルールは撤廃されました。決勝スタート時は自由にタイヤを選択できます。申し訳ありませんでした。

更に変更も

 更にレースの開催地によっては、フリー走行、予選、更に「スプリントレース」なるものもあります。スプリントレースとは、ピットストップ無しの約20周から30周のレースをやり、その結果が決勝レースのグリッドとなります。

 つまり、予選はスプリントレースのグリッドを決める為に行うということです。しかも、毎度この方式ではなく、2021シーズンは22開催中3か所で行われました。

これらを分かり易く伝えてくれる実況、解説の皆様に感謝

頭の回転が速すぎる実況陣

 実況の皆さんの現状把握の速さと、それを伝える能力にはいつも感心されられます。ハッキリ言って実況がなければ、カッコいいマシンがコースをグルグル周回しているのを眺める環境ビデオになっちゃいますから。

 それは、それでいいかもですが、やはりレース中の各チームの戦略を分かり易く伝えてくれる実況の皆さんには感謝しかないです。

兎に角分かり易い解説陣

中野信治(元F1ドライバー)さん

 元F1ドライバーで現役ドライバーでもあられる中野信治さんの解説は説得力ありすぎです。F1マシンのコックピット内の挙動などを、僕ら経験のない人間にも理解できるようになんとか言語化して伝えてくれています。中野さんに「セッティングが決まっている」と言われれば、ほんとそのマシンはカッチリ微動だにせずコーナーを駆け抜けてきますから。プロの目は凄いとしか言えないです。

小倉茂徳(モータージャーナリスト)さん

 とにかく博学、知らないことはないんじゃないかと思える位の知識量です。当然放送前に僕らに伝えてくれる為に相当にインプットされているのではと思います。しかし小倉さん、アドリブにも強いんです。長年の深い取材によって形成された知層から番組中どんどん知識を披露してくれます。

 僕は、実際のレースが始まるまでの間に、そのコースにまつわる過去の歴史や開催地ご当地の情報を小倉さんから聞くのが楽しみで仕方ないです。僕はF1フアンであり小倉ファンでもあります。

おまけ

2023シーズンはレギュレーションが大幅変更

・タイヤサイズが13インチから18インチへ大型化

・グラウンドエフェクトカーの復活

ダウンフォースをリアウイングからではなく、車体の下を潜り抜ける空気の流れによって得るグラウンドエフェクト方式が復活

リアウイングにより発生していたタービュランス(乱気流)が減少

後続車両が走行しやすくなる(すぐ後ろを走行可能)

オーバーテイクの場面が増える

が予想されています。

まとめ

 またまだ説明不足で正確にF1の面白さは伝えきれていないですが、ここからは皆さんが実際に見聞きしてF1を楽しんでもらえればな~と思います。

 DAZNを視聴する方法はコチラで解説しています。

 

2022/8/23 追記

新名神上り、下り共用の鈴鹿パーキングエリアは、鈴鹿サーキットに程近いこともあり、F1関連の展示物、グッズ販売がされています。「F1好きなら一度は訪れてみる価値あり!!!鈴鹿パーキングエリアのご紹介」の記事も併せてご覧いただけるとありがたいです。

 

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